令和2年度前期「体育・健康科学実習」
1.受講生が取り組む授業時間外学習の週平均時間
・「30分~1時間」が最多の24.4%であった。コロナ禍における学生に対する課題負担度が
前期中に指摘されたりする中で、当該科目においては、学習目標達成のために必要最小限
のものとした結果であると考えられる。
2.受講生が実感する学習成果
・「おおむね得られた」が最多の57.3%であった。体育実技をZoomによる同期型遠隔授業を
展開するという大変困難な状況の中で、学生の実感する学習成果は心配された箇所であっ
たため、安堵している。しかし、「十分得られた」が最多となるよう、さらに工夫して
いきたい。
3.授業時間中における講義内容に対する自主的な考察・取り組み
・Zoom、manaba、Respon等のICTツールを駆使して、体育実技の遠隔授業を何とか展開して
いくことが出来た。しかし、それぞれ、まだ様々な機能があるので、FD研修等に積極的に
参加し、学生により不安なく遠隔授業でも体育実技を受講してもらえるように励みたい。
4.授業に対する総合的評価や受講生から指摘された点
・「初めは体育の授業を遠隔でってどうするつもりなのだろうと思って受けたが、一番楽し
めた授業でした」や「先生の熱意が伝わってくる授業でした。このような状況でも工夫し
て運動の機会を提供してくれる先生に感謝したいです」といったコメントに励まされ、
後期も頑張ろうという気持ちになった。一方、「オンデマンドで良い、同期型にする意味
を微塵も感じない」といった厳しい指摘もあったことから、同期型で実施する意義の丁寧
な説明と、同期型ならではのコンテンツの準備に工夫したい。
5.遠隔授業において工夫した点
・Zoomで画面共有する写真や動画の他、ライブ実演によって、細かい指示であっても分かり
やすく伝えられていたようである。一部の学生から、学生間のコミュニケーションを取る
時間があれば、より良かったとの声もあったことから、取り入れることを積極的に検討し
たい。
6.その他
・非常勤講師の先生方のサポートを円滑に行う方法を考えたい。