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稲盛和夫名誉博士の鹿児島大学におけるご功績

1955 年


 鹿児島大学工学部応用化学科 卒業
 (島田欣二教授のもとで、鹿児島で取れる入来粘土の研究をされ、その成果は「入来粘土の基礎的研究」という卒業論文にまとめられた。)


1969 年


 「母校において、人生に限りない夢と希望を抱く若い皆さんに、少しでも貢献できれば」との思いから、本学に「稲盛奨学生制度」を創設された。


1994 年


 工学部創立50周年を記念し、科学技術を中心とした知的交流を促進するための場として「稲盛会館」を寄贈された。設計は、日本を代表する著名な建築家 安藤 忠雄 氏によるものである。大ホールは稲盛氏のご両親のお名前をとって「キミ&ケサ メモリアルホール」と名付けられた。
 会館は教育及び学術交流の場として、本学の職員その他関係者の利用に供することにより、本学の教育研究の進展に資するとともに、学術及び文化の向上に寄与することを目的としている。

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1999 年


 「起業家育成のため、経営哲学や経営手法を教える講座を開設する」との趣旨のもと、本学工学部に寄附講座「京セラ経営学講座」を創設された。


1999 年


 本学へのご功績とご貢献を称え、本学第1号となる名誉博士の称号が授与された。

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1999年~2002年


 京都賞受賞者講演会が鹿児島大学稲盛会館にて開催された。

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2002 年


 「鹿児島大学工学部稲盛学生賞」を創設された。成績優秀で品行方正な工学部4年生(飛び級により本学理工学研究科1年次在籍となった者も含む)に毎年授与されている。また、表彰等に必要な経費は稲盛アカデミー基金から支援されている。

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2005 年


 稲盛氏の退職金及び京セラ株式会社から寄附をいただき、全学の共同教育研究施設として「稲盛経営技術アカデミー」を創設された。

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2008年


 4月に「稲盛アカデミー」を発足し、稲盛アカデミー名誉アカデミー長に就任された。また、同年9月には寄附金などをもとに建設した「稲盛アカデミー棟」の開所式が行われた。同棟は3階建てで延べ床面積は1601㎡。稲盛氏は「社会で大切なのは実直で誠実な人間力。鹿大が『人間力を培える大学』として評価される教育の場になって欲しい」と挨拶された。

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2017 年


 本学学習交流プラザ「進取の気風広場」に、これまでの長年の功績と貢献に敬意と謝意を表すとともに、後に続く本学や郷土の後輩たちにその功績を伝えるために稲盛氏の立像を建立し、その記念式典(除幕式)を3月27日に行った。

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2017 年


 京セラ株式100万株を寄附いただくこととなり、11月16日、本学で受納式が開かれた。稲盛氏は「母校である鹿児島大学の発展に役立つことをしたいと思い、京セラの株式を贈呈することとしました。株式の配当金を将来性のある学生のために有効に使っていただきたい」と挨拶された。
 本学では2018年に「鹿児島大学稲盛和夫基金」を設置し、配当金で得られる収益を、教育研究の更なる発展のために活用している。

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  ≪「鹿児島大学稲盛和夫基金」を原資とした主な支援内容≫ 

  • インターンシップ「飛行操縦体験SKYCAMPプログラム」と「地域密着型パイロット人材創出プログラム」
    同プログラムは、本学と日本航空株式会社(JAL)、日本エアコミューター株式会社(JAC)の3者による連携協力協定に基づくものである。鹿児島県を中心とした地域航空を永続的・安定的に支えていくため、パイロットを目指す人財の裾野の拡大・発掘・育成を目的としている。SKYCAMP実施後に、審査を経て選出された航空学生は、本学・JAL・JACより訓練資金の支援を受け、養成機関にて2年間、パイロットに必要な知識・技能・資格の習得を行っている。

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  • UCL 稲盛留学生
     本学では留学支援制度、鹿児島大学21世紀版薩摩藩英国留学生派遣事業「UCL稲盛留学生」を設立した。この制度により、英国の名門校ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)に1~2名の修士課程又は博士課程の学生を1年間派遣し、稲盛和夫基金を原資として経済的な支援を行う。
     
  • 新型コロナウイルス感染拡大に伴う「鹿児島大学修学支援事業基金」
     本学では、独自の学生支援策として、新型コロナウイルス感染拡大の影響により生活要支援の状態にある学生に対し、「鹿児島大学稲盛和夫基金」および鹿大「進取の精神」支援基金の枠組みの一つである「鹿児島大学修学支援事業基金」を活用して、緊急支援措置として返済を要しない「鹿児島大学学生緊急支援金」の給付を行った。


2019 年


 本学の教育・研究の充実・発展の場として「稲盛記念館」を寄贈された。
 記念館は稲盛氏の哲学を学び、知の創造を刺激する場として活用し、国際社会で活躍しうる有為な人材の育成と地域・産業界との連携強化を図ることを目的としている。

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本学への寄附に関連する紺綬褒章(3回受章)


 平成7年6月28日
 平成30年11月28日
 令和2
年10月30日



稲盛氏の言葉(稲盛氏の立像銘板銘文より)


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