トップページお知らせ島は一つの世界-大隅諸島総合調査-平成26年度学長裁量経費研究コアプロジェクト(島嶼)報告会のご案内

島は一つの世界-大隅諸島総合調査-平成26年度学長裁量経費研究コアプロジェクト(島嶼)報告会のご案内

[15.02.13]

 平成26年度学長裁量経費研究コアプロジェクト(島嶼)報告会を下記のとおり開催いたしますのでご案内申し上げます。
 皆様方、多数のご参加をお待ちいたしております。
 
 
日時:平成27年2月23日(月) 13:00~
場所:総合教育研究棟5階会議室 キャンパスマップ
 
○趣旨
 島は海に囲まれ、狭隘性、脆弱性という特徴を持ち、そこには独自の自然、文化、社会経済システムが存在しており、「島はひとつの世界」と捉えることができます。また、地球温暖化や経済のグローバル化など、自然や社会環境の変動のうねりが小島嶼に大きな影響を及ぼしていることは、海水面の上昇が国土存亡の危機につながる南太平洋諸国の例からも明らかです。島は様々な環境変動の影響を強く迅速に受ける地域であるため、「島は世界の縮図」とも考えられます。つまり、世界が抱える様々な環境変動に対する影響を推察し、その適応策を提言する場所として、「島嶼」域は最適な地域といえます。
 国際島嶼教育研究センター(島嶼研)では「島は一つの世界」のテーマのもとに26年度学長裁量経費研究コアプロジェクト(島嶼)の一環として大隅諸島を対象に学術総合調査を行いました。本調査の報告会を以下のように行います。
 
○プログラム
自然
13:00-鈴木廣志:昭和硫黄島に局在するXenograpsus属カニ類個体群と火山性噴気
13:10-藤田志歩:屋久島及び大隅半島におけるニホンザルの分布調査
13:20-濱田季之:南方系薬用植物および海洋生物由来の食虫毒解毒物質の探査
13:30-北村有迅:種子島に分布する四万十帯の構造地質学的研究
13:40-大塚 靖:大隅諸島でブユが媒介するフィラリアの調査
13:50-河合 渓:データベースから見た大隅諸島の科学系調査について
産業
14:10-鳥居享司:屋久島におけるマグロ曳き縄釣り漁業導入による経済効果の分析
14:20-山本雅史:種子島における果樹栽培
14:30-山本宗立:大隅諸島における薬用植物利用
社会・文化
14:50-桑原季雄:種子島と屋久島の観光研究
15:00-升屋正人:口永良部島における情報通信基盤の現状と今後の整備可能性
15:10-佐藤宏之:近世種子島における気候変動
15:20-新里貴之:トカラ列島の無人島:横当島の考古学踏査
15:30-長嶋俊介:大隅諸島内集落の変動 ~開拓・移住・消滅・新生~
 
 
※参加無料でどなたでも参加できます※
※当日参加可能※
 
 
【問い合わせ先】 
 鹿児島大学国際島嶼教育研究センター
 〒890-8580 鹿児島市郡元1-21-24
 電話099-285-7394 Fax.099-285-6197 
 E-mail shimaken@cpi.kagoshima-u.ac.jp
 
PDF版はこちら