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第157回 国際島嶼教育研究センター研究会のご案内

[15.02.26]

国際島嶼教育研究センター研究会を下記のとおり開催いたしますのでご案内申し上げます。皆様方、多数のご参加をお待ちいたしております。
 
 
日 時:平成27年3月16日(月)午後4時半~
会 場:総合教育研究棟5階 国際島嶼教育研究センター会議室
講 師:長嶋 俊介(国際島嶼教育研究センター)
演 題:「島嶼学~三兎を追う私の学問~」
 
 
【要旨】
 日本のことわざに「二兎を追うもの一兎も得ず」という諺がある。島嶼学では三兎を追わないと、島の島らしさを捉えられず、島の人に得心してもらえる学問にはならない、という信念で取り組んできたことについてここでは話したい。
 島学を志して45年。三職場「官(公会計)環(生活環境)研(多島圏)」を経て、現在いる国際島嶼教育研究センターは「三柱の学際= (海・人・土地)」「三柱の拠点(国際拠点・国内拠点・島拠点:今年奄美分室)」の場である。まだ志学の途上だが、自分なりに求めてきたものの幅と学術的挑戦について改めて短く検討してみる。「産官学(公共民)」「社会地元貢献・学術貢献・教育貢献)」「島を学ぶ(島論)・島で島から学ぶ(フィールド学)・島と学ぶ(地元学)」「島内(シマンチュー学)・島外(旅ンモン学)・島出入(アイランダー学)」「島ライフの総合学術(命=生理的生殖的存在 暮らし=社会的・経済的存在 人生=精神的・文化的存在)」「鹿児島島嶼学(奄美学・薩南島学・北薩島学)」「九州広域島嶼学(琉球ネシア・鹿児島ネシア・九州北ネシア)」「日本島嶼学(太平洋ネシア・日本海ネシア・内海ネシア)」「太平洋島嶼学(ミクロ・メラ・ポリ)」「国際島嶼学(大西洋・太平洋インド洋・沿海内海)」「島嶼多様性(陸島・洋島・内陸(湖/川/運河)島)(大型・中型・小型)(近接・連結・遠隔)(火山・珊瑚・地塁)(熱帯・温帯・寒帯)(里地・里山・里海:里島)(日常[防災]・非日常[被災]・修復[復興]」「認識学(島嶼学原論)―実体学(島嶼生活環境論)―実践学(島嶼産業教育医学福祉技芸)」「学際・学融・超越学」「学会連携(国際島嶼学・日本島嶼学・島嶼関連学会)」等々がその内容になろう。三兎を追わずして小島嶼はみえない。島嶼学らしさの独自性も展望もない。という基本姿勢での研究・著作をますます本格化したいと考えている。
 
※参加無料でどなたでも参加できます・当日参加可能
 
【問い合わせ先】
鹿児島大学国際島嶼教育研究センター
〒890-8580 鹿児島市郡元1-51-3-16
電話099-285-7394 Fax.099-285-6197
E-mail shimaken@cpi.kagoshima-u.ac.jp