公開シンポジウム「奄美・沖縄のヒトと自然の歴史」開催のお知らせ
[17.05.24]
奄美・沖縄では文字のない先史時代から人々が生活を営んできましたから、現代の奄美・沖縄の生態系を明らかにするためにも主に考古学や人類学などのアプローチを使ったヒトの歴史の理解が必要となります。そこで本シンポジウムでは、まず「埋もれた奄美・沖縄の歴史」、すなわち考古学や人類学的研究によって得られた最新の情報を提供し、この地域の先史時代が大変ダイナミックなものであったことを紹介します。
次に、奄美・沖縄諸島において重要であったあるいは重要な生業(雑穀利用とサンゴ礁域利用)に焦点を当てます。前者は近年「忘れられた生業」となっていますが、近い過去まで食生活の中で大きな役割を果たしました。また、後者についてはその資源を利用するために詳細な「海の地図」が漁師によって作られていました。
本シンポジウムでは、このような「埋もれた奄美・沖縄の文化」についても紹介し、この地域の人々の生きる知恵について考察します。
参加費無料、事前申込み不要です。是非お越しください。
【日時】2017年6月18日(日) 13:30〜16:30
【場所】奄美博物館(奄美市名瀬長浜町517)
【対象者】奄美・沖縄地域の歴史や自然に興味のある一般の方
詳細についてはこちら(PDF版)
【お問い合わせ】
第27回日本熱帯生態学会奄美大会実行委員会
鹿児島大学国際島嶼教育研究センター(気付)
TEL・FAX:099-285-7394