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大学院農学研究科及び大学院水産学研究科の改組計画について

[18.05.07]

[18.07.04一部修正](一次募集を順延)
[18.07.24一部修正](学生募集の予定計画概要掲載他)
 

大学院農学研究科及び大学院水産学研究科の改組計画について

 

鹿児島大学大学院農学研究科(修士課程)及び鹿児島大学大学院水産学研究科(修士課程)では、平成31年4月より両研究科を統合し、
大学院農林水産学研究科(修士課程)」の設置を計画しています。

 

 大学院農学研究科(修士課程)及び大学院水産学研究科(修士課程)は、平成31年4月より両研究科を統合し、大学院農林水産学研究科(修士課程)に再編成し、農林資源科学専攻食品創成科学専攻環境フィールド科学専攻水産資源科学専攻の4専攻体制に移行します。また、この4専攻にはそれぞれコースを設置いたします。

 新修士課程と現修士・学部との関係及び入学定員等は次のとおりです。

 

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 現在のところ、これらは確定したものではなく変更があり得ますが、この改組に伴う平成31年度入学者選抜は下記のとおり実施する予定です。なお、変更が生じた場合はホームページで公表します。

 

 

1 改組の目的

 大学院農学研究科と大学院水産学研究科の両研究科に求められる、IT化等による先進的スマート農畜林水産業を創出する人材や食の安全・品質保証・グローバル化に適応可能な人材の養成等、農学分野と水産学分野双方の高度な知識を有する人材育成に対応するため、既存の農学研究科の3専攻(生物生産学、生物資源化学、生物環境学)と既存の水産学研究科の5分野(水圏科学、水産資源科学、食品生命科学、水産経済学、水圏環境保全学)を統合し、農林資源科学、食品創成科学、環境フィールド科学、水産資源科学の4専攻からなる農林水産学研究科を設置するものです。

 

 

2 改組の概要

①大学院農林水産学研究科の全体像

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②養成する人材像

 大学院農林水産学研究科は、人の健全な生活の基盤である農林水産業、食、環境、生命科学などの分野に関する高度な専門教育を行い、農学及び水産学が取り扱う分野における高度な研究・開発能力を備え、地域に貢献できる人材、さらには世界で活躍できる人材を養成します。

 なお、各専攻の養成する人材像は次のとおりです。

 

・農林資源科学専攻

 農林畜産資源に関する高度な専門教育並びに実践教育と高度な技術・理論を習得し、国際的かつ日本の主要な農業生産地帯である南九州を基盤とした地域社会において、農林畜産業の振興と発展、問題点抽出とその解決に際して,指導的立場で中心的役割を果たせる人材を養成します。

 

・食品創成科学専攻

 農畜水産資源に関する食品学、先端生命科学、応用食品開発学及び加工・保蔵学、並びに焼酎・発酵食品、微生物に関するより高度な専門知識を身につけ、課題解決方法の提起やその実現のための技術を習得した食品・生命科学関連産業における指導的立場での解決能力を示せる人材を養成します。

 

・環境フィールド科学専攻

 南西諸島と南九州周辺の陸域・海域に特有の気候、環境、災害、生物資源、及びそれらの関連性を理解するための高度な科学的知識、さらに、当該地域の環境保全、生産環境・基盤に関する実践的知識と先進技術を身につけ、これらに関わる問題点の抽出とその解決策の提案を通して地域の一次産業の振興に貢献し、地域社会において中心的役割を果たせる人材を養成します。

 

・水産資源科学専攻

 水産政策学、水産流通学、資源生物学、資源生産学、増養殖学、環境保全学に関わる専門教育を行い、水産業を取り巻く社会経済、資源、漁業技術、増養殖技術、漁場環境に関わる多様な課題やその課題に対する改善アプローチについての総合的かつ専門的理解を持ち、地域や国際社会で水産業の発展に活躍できる人材を養成します。

 

 

3 入学者選抜(予定)

新しい大学院農林水産学研究科での入学者選抜は、第一次募集について当初の予定を次のとおり約2ヶ月延期しますのでお知らせいたします。
なお、第二次募集は当初の予定どおりです。
 
第一次募集(一般選抜、社会人特別選抜、外国人留学生特別選抜)
 
 募集要項提示 平成30年7月上旬 → 平成30年8月下旬から9月上旬
 願書受付期間 平成30年8月上旬 → 平成30年9月下旬から10月上旬
 入学試験日  平成30年9月上旬 → 平成30年10月下旬から11月上旬
 合格発表日  平成30年9月中旬 → 平成30年11月中旬

 

第二次募集(一般選抜、社会人特別選抜、外国人留学生特別選抜)

 願書受付期間 平成30年12月上旬
 入学試験日  平成31年1月下旬
 合格発表日  平成31年2月上旬

 

選考方法

 入学者の選抜は、次により実施します。
 ○ 一般選抜:筆記試験(英語、専門科目)及び面接試験により総合的に評価し、判定します。
 ○ 社会人特別選抜:面接試験により総合的に評価し、判定します。
 ○ 外国人留学生特別選抜:面接試験により総合的に評価し、判定します。

 

① 英語

 本研究科の筆記試験日に本研究科試験場で実施されるTOEFL-ITPテスト(Level 1)を課します。ただし、Listening Comprehensionは課さず、評価の対象から除きます。配点は、TOEFL-ITPのSection 2(Structure and Written Expression)とSection 3(Reading Comprehension)の各素点の合計を100点満点に換算したものとします。

【注】TOEFL-ITPは、TOEFLテストの作成元であるEducational Testing Service(ETS)が提供する団体向けテストプログラムです。
 過去に受験したTOEFL-ITPテストのスコアカードは、本研究科の「英語」の成績として利用しません(本研究科の選考対象とはしない)。
 なお、TOEFL-ITPテストの受験に際し、本研究科への出願以外の手続きは要しません。また、TOEFL-ITPテスト受験のための受験料等の支払いも発生しません。

 

② 専門科目

 筆記試験の専門科目は、大学院(修士課程)の授業科目を履修し、研究指導を受けるための基礎的能力及び必要な知識を有しているかどうかを問うものです。
 志望するコースで指定された科目群からそれぞれ選択して受験することになります。
 なお、出身大学における学業成績が優秀であると認めた者は、筆記試験(専門科目)を免除する制度を導入する予定です。

 

学生募集の予定計画概要

 

※ 入学試験等の実施日、筆記試験、成績優秀者、出願書類等の詳細については、決定次第ホームページでお知らせいたします

 

 

4 取得可能な資格等(予定)

 改組後の農林水産学研究科においては、改組前の農学研究科と水産学研究科において取得できた中学校教諭専修免許状(理科)、高等学校教諭専修免許状(農業・理科・工業、水産)の取得は廃止します。
 なお、鹿児島大学水産学部及び水産学研究科で所定の科目を修得することにより取得できた三級海技士(航海)の学科試験受験資格、免許講習の課程の修了認定及び船舶に乗り組む衛生管理者認定資格は、従前どおり取得できます。

 

 

5 学位(予定)

 所定の単位数を修得した上で修士論文又は特定の課題についての研究成果の審査及び試験に合格した学生に対して修士(農学)、修士(水産学)のいずれかの学位を授与します。
 修士(農学)と修士(水産学)のどちらの学位を授与するかは、学生の研究分野と修得科目を基に決定します。

 

入試や専攻分野等に関しご不明な場合には、次にお問合せください。

お問合せ先

農学部・共同獣医学部等学務課学生係
 TEL 099-285-3553 又は099-285-3605
 E-mail nkgaku@kuas.kagoshima-u.ac.jp

 

水産学部学生係
 TEL 099-286-4040
 E-mail  fgakusei@kuas.kagoshima-u.ac.jp

 

改組の概要(予定)はこちらをご覧ください。