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【国際島嶼C】特別研究会「インドネシア・マルク州の小島嶼におけるマグロ手釣り漁」ご案内

[22.11.14]

インドネシア・マルク州の小島嶼におけるマグロ手釣り漁

※講演は英語で行われます。

【日時】令和4年11月18日(金)11時00分~
【場所】総合教育研究棟5階 国際島嶼教育研究センター会議室

ヨランダ・マルラ・アピトゥレイ(パティムラ大学水産資源学部/鹿児島大学国際島嶼教育研究センター)

 インドネシア・マルク州の漁業の一つにマグロ類の手釣り漁がある。マグロ類は海外へ輸出されるため、漁業者は漁獲物のコールドチェーン(低温流通体系)の重要性をよく理解している。一般的に1.5~3トンの船が使われ、漁場は沖合約100kmまでにおよぶ。漁は3時~17時に行われ、まず手釣り漁の餌となるイカや小魚を2~3時間かけて獲る。そして、イルカを目印に操業することもあれば、集魚装置(人工浮き魚礁など)で漁を行うこともある。漁業者は1回の漁で平均15~20kgのマグロ類のロイン(四つ割り)を得る。マグロ類を四つ割りにする作業は洋上・船上で行われ、ロインはすぐに保冷庫に入れられる。漁業者の漁獲物は業者を経由してバリやスラバヤ(東ジャワ)に送られ、海外へ輸出される。業者の買値は品質や大きさで決まる。新型コロナウイルス感染症流行時は業者の買値が36,000ルピア(約345円)/kgまで落ちたが、現在はグレードA(よい等級)の買値が94,000ルピア(約900円)/kgである。マルク州のブル島のマグロ漁業者123名は2020年に海洋管理協議会(MSC)のMSC「海のエコラベル」を取得した。手釣り漁の漁業者でこの認証を取得したのは世界初である。


【参加方法】事前申込が必要です!

 対面式・・・先着15名様まで。担当:西までご連絡ください。
      メール shimaken@cpi.kagoshima-u.ac.jp
      電話  099-285-7394
      ※参加するにあたりご自身の体調を十分にお考えのうえ、ご参加ください。
      ご参加いただく際はマスク着用等、感染防止にご協力ください。
 オンラインZoom・・・担当:大塚までご連絡ください。
      メール yotsuka@cpi.kagoshima-u.ac.jp
      ※本年度からオンライン参加の登録先が変わりました。

【申込み締切】令和4年11月17日(木)

【関連ページ】国際島嶼教育研究センターHP