【島嶼研】シンポジウム「甑島列島の魅力と可能性を探る」
[23.03.02]
甑大橋が2020年8月に開通し甑島列島の3つの島が橋で繋がりました。このことは甑島列島があらためて注目されることになりました。甑島列島は、風情ある武家屋敷跡や、2009年にユネスコの無形文化遺産に登録されたトシドンなどの世界的に注目される文化を有するほか、変化に富んだ海岸線や8000万年前の地層など、文化や自然の豊かな島です。また、恵まれた漁場があり、水産資源も豊富です。このような魅力が多くそなわる地域にもかかわらず、過疎化や海上交通に限定される交通手段の影響もあり、その地域の魅力が十分には発揮されているとはいえません。国際島嶼教育研究センターでは、2018年より甑島列島総合調査として、本学のさまざまな分野の研究者とともに学術調査を行ってきました。その成果は来年度に「The Koshiki Islands」として出版される予定です。同シンポジウムではその成果の一部と、地元の研究者の活動、またそれらの研究と地元を繋ぐ活動を紹介して、甑島列島の新しい魅力を探り、将来に向けての可能性を考えていきます。
【開催日時】 2023年3月11日(土) 13:30~17:30
【場所】 (対面)共通教育棟2号館1階212号/(オンライン)Zoom
【参加費】 無料(オンライン参加の通信費は参加者負担)
【プログラム】
12:30 開場・受付
13:30 開会・趣旨説明
13:40-14:20 『甑島列島の地質と化石』
三宅 優佳(薩摩川内市企画政策課)
14:20-15:00 『甑島で古くから伝えられてきたカンキツ』
山本 雅史(鹿児島大学農学部)
15:00-15:20 休憩
15:20-16:00 『甑島漁業の現状と今後の展望』
鳥居 享司(鹿児島大学水産学部)
16:00-16:40 『甑島の食文化ストーリー「旅と暮らしと食さんぽ」』
大脇 裕美(甑の旅ソムリエ協議会)
16:40-17:30 総合討論
17:30 閉会
【参加申し込み】
こちらをご確認の上、3月9日(木)までにお申し込みください。
【問い合わせ先】
国際島嶼教育研究センター
TEL:099-285-7394
Mail:shimaken@cpi.kagoshima-u.ac.jp