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【島嶼研】第228回研究会のご案内

[23.04.05]

【日時】 令和5年4月24日 16:30~18:00
【会場】 総合教育研究棟5階 国際島嶼教育研究センター会議室およびオンライン(Zoom)


奄美群島の宗教文化と神社の関係について
町泰樹(鹿児島高専一般教育科)

【要旨】奄美群島は、琉球にルーツを持つノロ(女性神役)による村落祭祀やユタのシャーマニズムといった在地の宗教文化を有する地域として知られている。こうした在地の宗教文化は、明治期以降、廃仏毀釈や外来宗教の導入によって衰退してきた。ただし、在地の宗教文化と外来宗教との関係は、対立的なものだけではなく融和的なものもある。とりわけ神社は、廃仏毀釈の際には在地の宗教文化を抑圧する存在として立ち現れる一方で、ノロたちの祭場でもあった神社や在地の英雄譚から創建された神社が存在するなど、在地の宗教文化の受け皿としても機能してきた。発表者は、近現代における奄美群島の宗教文化の変容に関心を持ち、出身地である与論島の葬制の変容や、民俗信仰と神社の関係について研究を行ってきた。本発表では、発表者のこれまでの研究を概略的にたどりながら、奄美群島の宗教文化を理解するために神社に着目する意義を確認する。その上で、奄美群島における神社や、その管理を担っている人々の語りから、在地の宗教文化と神社との関係について考えていきたい。


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【申し込み方法】  4月20日(木)までにお申し込みください。
 対面式:shimaken@cpi.kagoshima-u.ac.jpまたは099-285-7394へ(担当:西)
 オンラインZoom: yotsuka@cpi.kagoshima-u.ac.jpへ(担当:大塚)