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【島嶼研】第233回研究会のご案内

[23.09.29]

 国際島嶼教育研究センターでは第233回研究会を開催いたしますのでお知らせします。
 詳細は以下をご覧ください。


【日時】令和5年10月16日(月) 16:30~18:00
【会場】総合教育研究棟5階 国際島嶼教育研究センター会議室およびオンライン(Zoom)

【演題】島ミカンを救え-喜界島におけるゴマダラカミキリ撲滅大作戦-
【講師】津田勝男(鹿児島大学名誉教授)

【要旨】
 喜界島には在来カンキツとして喜界島特産のケラジミカンCitrus kerajiやキカイミカン、クネンボCitrus nobilis、などの"島ミカン"が植栽されています。これらの他にも未だに特性が解明されていない "島ミカン"もあるものと考えられます。
 ところが、喜界島では2008年頃からゴマダラカミキリによる被害が目立ち始め、毎年一割ずつミカンの木が枯れるという事態に直面しました。ゴマダラカミキリの被害を放置すれば、これらの"島ミカン"が人知れず消えていくことも懸念されました。
 そこで、喜界町と鹿児島大学農学部害虫学研究室との共同研究で2012年から天敵糸状菌製剤による防除試験を開始し、さらに、2015年からは島全体に及ぶ超広域施用まで規模を拡大しました。今回はその経過と成功に至った要因を解説します。
 また、南西諸島で問題となっているゴマダラカミキリ種群間の交雑の実態を解明するために幼虫から飼育した個体を交配することによって得られた知見も紹介します。 

第233回研究会のご案内


【申し込み方法】
 参加のお申込みは、対面式とオンライン(Zoom)のどちらかをお選びください。
 ★詳細はこちら

【申込期限】
 10月12日(木)までにお申し込みください。
 対面式:shimaken@cpi.kagoshima-u.ac.jpまたは099-285-7394へ(担当:井手元)
 オンラインZoom: yotsuka@cpi.kagoshima-u.ac.jpへ(担当:大塚) 

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