【島嶼研】第243回研究会のご案内
[24.11.11]
国際島嶼教育研究センターでは第243回研究会を開催いたしますのでお知らせします。
詳細は以下をご覧ください。
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【詳細】
日時:令和6年11月25日(月)16時30分~18時
会場:総合教育研究棟5階 国際島嶼教育研究センター会議室およびオンライン(Zoom)
演題:年輪に着目した樹形形成の可塑性に関する研究
講師:安田悠子(鹿児島大学農学部)
【要旨】
樹木は幹の先端にある頂端分裂組織により伸長成長を行うだけでなく、幹の樹皮直下に存在する形成層の分裂により肥大成長する特徴をもつ。これらの分裂組織による成長は長年にわたって継続的・季節的に発生し、樹木の巨大化の根幹となる現象である。亜寒帯から暖温帯に生育する樹木では頂端分裂組織と形成層細胞の分裂活動に1年ごとの季節性が認められる。これらの気候帯に生息する樹木の幹の頂端分裂組織は縦方向に梢端を、形成層は放射方向に年輪を毎年形成すると考えられている。しかし、樹木は定着した場所から動くことができないため、生息環境に順応した樹形を形成するようになるが、資源量が十分に無いような環境条件下では、その成長が抑制され、典型的な樹形からかけ離れたものになる。また、成長抑制に伴う樹形の可塑性が起こるとき、樹幹において年輪が正常に形成されない不連続輪という現象が起こることが報告されている。しかしその樹形の可塑性や不連続輪がどのようなプロセスを経て発生するのかは不明である。本発表では、温帯域に分布する樹種を対象として、年輪に着目した樹形形成の可塑性に関する知見を紹介する。
【申込み方法】メール、電話、
URL:http://cpi.kagoshima-u.ac.jp/jp/seminar/kenkyukai/registration.html
【申込み〆切】令和6年11月21日(木)
【対象】学生、教職員、一般
【参加費(受講費)】無料
【場所】総合教育研究棟5階 国際島嶼教育研究センター会議室およびオンライン(Zoom)
【その他】オンライン(Zoom)は先着100名様
【お問い合わせ】
国際島嶼教育研究センター
【対面式】shimaken@cpi.kagoshima-u.ac.jpまたは099-285-7394へ(担当:井手元)
【オンラインZoom】sotayama@cpi.kagoshima-u.ac.jp (担当:山本)