トップページお知らせ【島嶼研】第248回研究会のご案内 (地域とのつながりと幸福度の関係について―奄美市幸福度調査より―)

【島嶼研】第248回研究会のご案内 (地域とのつながりと幸福度の関係について―奄美市幸福度調査より―)

[25.05.02]

 国際島嶼教育研究センターでは第248回研究会を開催いたしますのでお知らせします。
 詳細は以下をご覧ください。

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【詳細】
日時:令和7年5月19日(月)16時30分~18時
会場:総合教育研究棟5階 国際島嶼教育研究センター会議室およびオンライン(Zoom)
演題:地域とのつながりと幸福度の関係について―奄美市幸福度調査より―
講師:馬場 武(鹿児島大学法文学部)

【要旨】
 これまでの幸福度に関する研究では、調査対象者の属性によって主観的幸福度の認識に違いがあることが明らかになっている。例えば、高い幸福感を実感する属性は、女性や若年層、高収入や高学歴、配偶者や子どものいる人などであることがわかっている。また、近年では、住民と地域社会とのつながりや住民の地域政策への評価が、住民の幸福実感に影響を与える可能性も示唆されている。
 奄美市では、長期的な政策の方向性として「しあわせの島」を掲げている。そして、奄美市民の幸福実感について継続的に調査し、モニタリングしている。本研究は、奄美市の幸福度調査のデータをもとに、地域住民の認識する地域社会とのつながりの特徴から住民像を明らかにし、それら住民像別の主観的幸福度の違いについて分析する。
 分析の結果、奄美市民は地域社会とのつながりの認識の特徴別に五つのグループに分類されることがわかった。また、地域社会とのつながりの実感が強い住民像ほど主観的幸福度は高い。
 つまり、地域住民と地域社会とのつながりをデザインすることで、地域住民の幸福度が向上する可能性がある。また、幸福度を指標とした政策や施策を立案する際に、住民像が明確になることで、政策立案の根拠が強化され、より良い政策評価の効果測定が可能となると考えられる。


【募集期間】~令和7年5月15日(木)
【申込み方法 】メール、電話、
 URL:http://cpi.kagoshima-u.ac.jp/jp/seminar/kenkyukai/registration.html
【申込み〆切】令和7年5月15日(木)
【対象】学生、教職員、一般
【参加費(受講費)】無料
【場所】総合教育研究棟5階 国際島嶼教育研究センター会議室およびオンライン(Zoom)
【その他】オンライン(Zoom)は先着100名様

【お問い合わせ】
国際島嶼教育研究センター
【対面式】shimaken@cpi.kagoshima-u.ac.jpまたは099-285-7394へ(担当:井手元)
【オンラインZoom】sotayama@cpi.kagoshima-u.ac.jp (担当:山本)

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