【島嶼研】第249回研究会のご案内(東南アジア海民にみる共生の技法 ―遊動海民バジャウを中心に―)
[25.05.29]
国際島嶼教育研究センターでは第249回研究会を開催いたしますのでお知らせします。
詳細は以下をご覧ください。
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【詳細】
日時:6月23日(月)16時30分~18時
会場:総合教育研究棟5階 国際島嶼教育研究センター会議室およびオンライン(Zoom)
演題:東南アジア海民にみる共生の技法―遊動海民バジャウを中心に―
講師:長津 一史(東洋大学社会学部)
【要旨】
東南アジア研究では、海を媒介として密接に関係しあう東南アジアの島嶼世界を東南アジア海域世界と呼ぶ。その範囲には、東南アジアの島嶼部と、南シナ海からシャム湾、アンダマン海までの大陸部沿岸域が含まれる。こうした東南アジア海域世界をかたちづくってきた主役のひとつが海民――海と深く関わる生活を営んできた集団――である。海民は海をわたる移動と移住を通じて島じまを結びつけ、この海域に独自の歴史地理空間を生成させてきた。この研究会では、そうした海民のうちバジャウ人に特に着目する。バジャウ人の一部は、かつて船上生活を営んでいたことで知られる。いまも多くの人びとが沿岸や浅瀬の杭上家屋(海上家屋)に住む。人口は約100万人。居住地はフィリピン、マレーシア、インドネシアの三か国に拡散する。かれらの生活は、①移動性の高さ、②商業志向の強さ、③ネットワークの重要さの3点で特徴づけられる。研究会では、こうした特徴を持つかれらの生き様を手がかりに、東南アジア海域世界に育まれた共生の技法を紹介してみたい。
【募集期間】~令和7年6月19日(木)
【申込み方法】メール、電話、
URL:http://cpi.kagoshima-u.ac.jp/jp/seminar/kenkyukai/registration.html
【申込み〆切】令和7年6月19日(木)
【対象】学生、教職員、一般
【参加費(受講費)】無料
【場所】総合教育研究棟5階 国際島嶼教育研究センター会議室およびオンライン(Zoom)
【その他】オンライン(Zoom)は先着100名様
【お問い合わせ】
国際島嶼教育研究センター
【対面式】shimaken@cpi.kagoshima-u.ac.jpまたは099-285-7394へ(担当:井手元)
【オンラインZoom】sotayama@cpi.kagoshima-u.ac.jp (担当:山本)
(杭上家屋(海上家屋)) |
(インドネシア・東ジャワ州・サプカン島に集まる船) |