【島嶼研】第260回研究会のご案内
[26.07.17]
国際島嶼教育研究センターでは第260回研究会を開催いたしますのでお知らせします。

詳細
日時:令和8年7月27日(月)16時30分~18時
会場:総合教育研究棟5階 国際島嶼教育研究センター会議室およびオンライン(Zoom)
オンライン(Zoom)は先着100名様
演題:「今、居る場をおもしろがる」ことから始まる地域づくり
─新人保健師としての"わたし"が見出した、持続可能性への創発的アプローチ─
講師:森 隆子(鹿児島大学医学部保健学科)
要旨
島嶼は、限られた空間の中にも人間生活と環境との緊密な相互作用、および固有の歴史や文化(ライフの営み)が凝縮されている世界です。少子高齢化や単身世帯の増加が顕著に進む与論町もまた、地域全体で暮らしを支え合う仕組みづくりが急務となっています。このような島において、専門職としての「よそ者」がいかに地域に溶け込み、持続可能な協働関係を築くことができるか。本発表では、地域包括支援センターに赴任した新人保健師の約3年間にわたる実践を通じ、島嶼における「創発的なまなざし」の意義を検証します。当初10か月の予定であった島暮らしの中で、あらかじめ正解(概念)を組み立てるのではなく、日常の観察と対話を繰り返す「探索」と「小さな蓄積」を基本姿勢としました。公私を緩やかに越境しながら場に深く浸ることで、時に生じる葛藤やジレンマさえも創造の糧へと転換する身体性が培われました。そのプロセスを通して、住民の日常生活に根差した(埋め込まれた)創造性や相互扶助の姿が可視化され、人と人、暮らしと暮らしの関係性を編み直す「創造的な場」の醸成へとつながりました。今、居る場をおもしろがり(好奇心と細やかな関心)、小さな気づきを積み重ねるプロセス自体が、過疎化や高齢化に直面する島嶼コミュニティの持続可能性を高め、ひいては柔軟な人材を育成する環境そのものを創り出す契機になり得ると考えます。
申込方法
募集期間:~令和8年7月23日(木)
申込方法:「研究会参加申し込み方法」をご参照の上、メール・お電話にてお申込みください

サトウキビ刈体験の様子
お問い合わせ
国際島嶼教育研究センター
【対面式】shimaken@cpi.kagoshima-u.ac.jpまたは099-285-7394へ(担当:井手元)
【オンラインZoom】sotayama@cpi.kagoshima-u.ac.jp (担当:山本)