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大学発ベンチャー・ビジネスプランコンテストで医学部の山本さんが九州経済産業局長賞(準グランプリ)を受賞

[記事掲載日:16.12.20]

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 12月16日に開催された「大学発ベンチャー・ビジネスプランコンテスト」において、医学部5年の山本道雄さんが九州経済産業局賞を受賞しました。
 
 同コンテストは、ニュービジネスの支援・育成に取り組む一般社団法人九州ニュービジネス協議会(会長:貫 正義 九州電力㈱代表取締役会長)が事務局となり、大学発ベンチャー企業の発掘や若者の起業精神の醸成を通じて、チャレンジ精神にあふれる地域経済づくりの一翼を担うことを目的に開催しているものです。
 
 第16 回目の今回は、九州一円の大学、短大、高専等の学生から技術シーズを活用した事業や日常生活の周りにあるアイデアをヒントにした事業等に係る66プランの応募があり、8プランが第1次(書類)及び第2次(プレゼンテーション)審査を通過。鹿児島大学からは、産学官連携推進センターの助言を受け、山本さんと理工学研究科の阿多優里菜さんが、コンテスト(最終審査)に出場しました。
 
 準グランプリの九州経済産業局長賞を受賞した山本さんのプランは、白血病などで長期入院中の子供たちのために、バーチャルリアリティ(VR)や全方位動画像などの最新の情報機器やコンテンツにより自然体験や集団行動などの機会を提供するもので、既に複数の協力機関と実証試験を進めております。
 
 山本さんは「小児医療における教育分野は、これから進んでいく領域。今回のことがきっかけに入院中の子どもの心のケアの重要性の認識が深まり、また事業として成功したら嬉しい」と述べました。
 
 なお、山本さんは、来年3月に開催されるキャンパスベンチャーグランプリ全国大会に出場予定です。
 
 
●九州経済産業局賞(準グランプリ)
山本 道雄さん
<事業名>
 「病気の子ども達に「健康な子どもと同じ体験」を届ける!」
 
ビジネスプランの目的(本人事業計画書から):
白血病などで長期間の入院治療を受けている子どもは、入院中自由に外に出るこ とはできません。このプランは、そのような子ども達に自然体験や集団行動、社会に触れる機会などの「健康な子どもと同じ体験」を360°映像を通じて届けるというものです。私は、事業計画の立案、病院・施設との交渉、小学校や各団体との連携を行います。また、収益は患者の家族、施設や施設等から得ます。このプランは、病気になったために学ぶ機会を奪われた子ども達の未来を変えるプロジェクトです。
 
●優秀賞
阿多 優里菜さん
<事業名>
 「大学発ベンチャー企業支援事業その技術届けます!~医療を選択するという未来のために」
  
ビジネスプランの目的(本人事業計画書から):
「インフルエンザの高感度診断キット」をより多くの患者さんに提供するために先進医療制度を利用して登録の代行を行い、病院と企業との提携をつくり、より多くの病院で検査キットを利用できるようにすることで事業規模を拡大する手助けをする。
 
 
(写真:準グランプリに選ばれた山本さん(左))