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平成30年度第1回行政法務論・法政策論ゼミを開催

[記事掲載日:18.05.24]

鹿児島県の政策課題について意見交換を行いました-行政法務論・法政策論ゼミ

 
 法文学部法経社会学科の行政法務論・法政策論ゼミでは、ゼミ活動の一環として、地域の行政課題について学び、また、将来のキャリアパスを考える材料とするため、自治体などを直接訪問し、政策の現状や課題などについて意見交換を行います。また、様々な提言も行っています。
 
 今年度最初となるゼミ研修では、3年生ゼミ生5名(男子3名、女子2名)が、5月21日、鹿児島県人事委員会を訪問し、人事委員会委員長、そして、人事委員会事務局に在籍する本学卒業生の職員の方々と、鹿児島県の求める人材像、必要な能力、そして、志望者を増やすための政策について意見交換を行いました。
 
 職員の採用に関しては、島嶼部や半島部への転勤がある鹿児島県では、結婚、出産、介護などについて、より、他県以上に女子に配慮した勤務制度の構築が必要ではないか、また、好景気の中、優秀な人材を得るためには、現在の給与体系を見直すべきではないかといった率直な提案が学生からなされました。 
 
 今回のゼミ研修では、鹿児島県の職員採用戦略だけではなく、観光政策や将来の県と市町村との関係にまで話題が及び、2時間を超えるものとなりました。今回の研修では、学生たちが自身のキャリアパスを考えるうえで、大変な有意義なものでした。また、広く、地域課題を考えるうえでのヒントを得ることもできました。
 
3年生の多くは、将来自分が就く仕事については、大きな不安を抱いています。このことについて、「どの仕事にも楽なものはないが、自分なりの楽しみをみつけること-これにより最終的には満足のいく結果がえられる。鹿児島大学の学生はそれができる」という先輩職員の言葉に学生は勇気づけられたようです。
 
 
(写真:意見交換の様子)
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