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【国際】日本語・日本文化研修留学生(国費留学生)の修了発表会・修了式を開催
[記事掲載日:24.08.20]
8月9日、日本語・日本文化研修留学生(以下、日研生)の修了発表会及び修了式を開催しました。
日研生プログラムは文部科学省が実施する国費外国人留学生制度のひとつで、海外の大学で日本語や日本文化等の分野を専攻している外国人学生が1年間日本の大学で学び、日本語能力の向上と日本事情・日本文化に関する理解の深化を目指すものです。今期は、インドネシア・タイ・中国・韓国から来た4名(法文学部2名・教育学部2名)の日研生が本学で学び、11か月の留学期間を終えました。
修了発表会では、各自が設定した研究テーマに沿って日本語で口頭発表を行いました。指導教員、教職員、日本人学生等合わせて32名が聴衆として参加し、4名同時に25分発表するセッションを2回実施しました。日研生は、事前に研究内容をまとめた大判のポスターを作成して発表会に臨みました。研究テーマは日本文学翻訳版の比較、宗教文化と観光、日中の媽祖信仰、競技カルタと郷土カルタについてで、各自の気付きや調査から独自の視点でまとめました。通常の日本語での講義受講と並行して準備に励み、流暢な日本語で発表を行った彼らの様子が大変印象的でした。
発表会終了の後、日研生と指導教員が集まり修了式を開催しました。式では日研生4名が順番に留学の感想を述べた後、グローバルセンター長、指導教員が挨拶しました。日研生のスピーチでは、日本生活の思い出、今後の抱負、共に学んだ仲間や教職員に対する感謝の言葉が多く聞かれました。教員からは、口頭発表の感想、積極的な学習態度への高い評価、今後も鹿児島との縁を大切にしてほしいといったメッセージが送られました。また4名には、口頭発表と同テーマで執筆した『修了レポート集』も手渡されました。昨年は台風直撃で口頭発表、修了式共にオンライン開催となりましたが、今年は全員揃って対面で実施し、1年にわたる本研修プログラムは無事修了を迎えることができました。
本学での留学生活が、今後の学びに活かされることを祈ってやみません。
(プレゼン会場での発表の様子)
(ポスターを作成し調査研究発表を行いました)
(対面での修了式の様子)