トップページトピックス:教育・学生鹿児島大学障がい学生支援シンポジウム2024 鹿児島の障害学生支援と就労移行に関する情報交換会(タウンミーティング)を開催

鹿児島大学障がい学生支援シンポジウム2024 鹿児島の障害学生支援と就労移行に関する情報交換会(タウンミーティング)を開催

[記事掲載日:24.11.20]

  • topics-SDGs-08
  • topics-SDGs-10

 10月22日に鹿児島大学郡元キャンパス内学習交流ホールにて、「鹿児島大学障がい学生支援シンポジウム2024 鹿児島の障害学生支援と就労移行に関する情報交換会」が開催されました。障害学生支援センター(修学支援室)とキャリア形成支援センターが主催、東京大学障害と高等教育に関するプラットフォーム(PHED)と京都大学高等教育アクセシビリティプラットフォーム(HEAP)の共催で行われ、当日は鹿児島県内の企業、高等教育機関、地域の福祉機関、公的機関など85名の方々が参加されました。
 第1部では、東京大学先端科学技術研究センターの近藤武夫教授、松清あゆみ特任助教、京都大学学生総合支援機構障害学生支援部門コーディネーターの辻井美帆先生によるATライブラリー(支援機器の展示・実演)が行われました。また、本学理工学研究科情報・生体プログラムの西村方孝准教授による視覚障害者への超音波音声情報提供について実演も行われました。様々な支援機器を実際に手に取り体験することができる貴重な機会となりました。
 第2部では、まず話題提供①として、近藤教授より東京大学PHEDでの取り組みについてご講演いただき、障害学生など様々な学生が社会で活躍するために、実践的インターンシップやジョブ型雇用の実践の報告やご提案がなされました。話題提供②では本学障害学生支援センター川添茜先生から鹿児島大学での障害学生支援の取り組みについて、話題提供③では鹿児島障害者職業センター瓜生彰氏より障害者職業センターでの取り組みについて発表されました。その後のグループセッションでは、鹿児島の障害学生支援と就労移行に関する課題点や改善点について積極的な話し合いがなされ、特に「障害があってもなくても1人1人に向き合っていく必要がある」という意見が印象的でした。
 今回の情報交換会を通して、地域のネットワーク形成の重要性が認識されました。誰もが自分らしく活躍できる社会を目指し、地域機関と連携した取り組みが期待されます。



241120townmeeting-1.png

(東京大学先端科学技術研究センター近藤武夫教授の講演)



241120townmeeting-2.png

(記念撮影)