「避難生活を体験しよう！～荒田小学校災害防災訓練～」を開催

　11月10（土）、11日（日）に、荒田小学校（鹿児島市）のおやじの会と、法文学部地域社会コースの酒井ゼミで「避難生活を体験しよう！～荒田小学校災害防災訓練～」を開催しました。

（本事業は、一般社団法人九州地方計画協会より助成を受けています。）

　初日には、鹿児島市中央消防署による救命訓練や消火訓練、鹿児島県地域防災アドバイザー吉水氏による防災についての講義、鹿児島市危機管理課の黒岩氏から避難所の運営等に関する講義がありました。講義の後は、鹿児島市より借りたダンボールベッドや各々が持ち寄ったダンボール等を使って実際に体育館で一晩を過ごしました。

　二日目には、留学生による母国の文化や、各国の防災に向けた取り組みについて紹介がありました。また、NPO法人桜島ミュージアムの植村氏による司会のもとで防災まち歩きも実施し、指定避難所や危険な場所等についてビンゴを用いて楽しく学びました。

　連日の食事は、異文化理解の促進も目的として、南薩食鳥のハラルフードを用いたカレーやスープ等を参加者で一緒につくりました。

　参加者からは、「ムスリムや防災について楽しく学ぶことができて良かった」や「多世代で交流しながら地域の防災について考える良い機会になった。また来年も参加したい」等の意見が出されました。

　両日を通して、荒田小学校の児童生徒、町内会関係者、鹿児島大学関係者ら約50名が参加し、体験学習会は盛況のうちに終了しました。

 

（写真：体験学習会の様子）