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第1回・鹿児島大学リカレント教育シンポジウムを開催

[記事掲載日:22.11.15]

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 11月5日、鹿児島大学農・獣医学部共通棟101(郡元キャンパス)にて、第1回・鹿児島大学リカレント教育シンポジウムを開催し、対面、オンラインを合わせて、約80名が参加しました。

 当日は、本学の企画・社会連携担当 岩井 久理事の開会挨拶の後、文部科学省総合教育政策局生涯学習推進課長の神山 弘氏より施策説明「リカレント教育(社会人の学び直し)~今、大学に求められるもの~」をお話いただき、本学の法文学部法経社会学科・小栗 有子准教授より「鹿児島大学のリカレント教育と奄美教育プログラム」、農学部農林環境科学科・枚田 邦宏教授より「林業生産専門技術者養成プログラムの現在と将来」について報告を行いました。

 パネルディスカッション「かごしまのリカレント教育の課題と展望」では、枚田教授がコーディネーターを務め、神山氏、岩井理事、教育担当 武隈理事、小栗准教授がパネリストとして、そして、奄美教育プログラムの関係者である奄美群島広域事務組合・管理者(奄美市長)の 安田 壮平氏、修了生である旅友Tokunoshimaの常 加奈子氏、林業生産専門技術者養成プログラム修了生である(有)うすき林業 後藤 裕輔氏、Link代表の岩井 太志氏がコメンテーターとして登壇しました。修了生3名の方々からは、受講のきっかけや、プログラムでの学びがエコツアーガイドや林業、技術者養成等、現在の事業に活かされていること等が述べられました。安田氏からは、奄美群島の環境文化への思いや、高等教育施設である本学に奄美群島が期待することが述べられました。武隈理事は、本学の生涯学習憲章(平成25年9月制定)の意義と、本学のリカレント教育が地域の関係機関や学生の学びと連携し活性化していく可能性について、岩井理事は、奄美群島域の研究拠点としての本学の役割を高めていく必要性について述べました。神山氏は、リカレント教育への信頼の醸成について説明され、修了生の方々の話への感想等を述べられました。小栗准教授は、受講生、大学、事業者の三者が、リカレント教育を通して「Win―Win―Win」となる関係づくりの重要性と、そのプラットフォームとしての大学の役割について意見を述べました。平成19年度からリカレント教育プログラムを実施する枚田教授は、リカレント教育を継続した取り組みとして支える組織体制づくりと、学習者の要望に対応していく必要性を述べました。最後に、武隈理事が「『リカレント教育はひとつのフェーズである』ということを実現できるように進めていきたい」と閉会の挨拶をし、シンポジウムを締めくくりました。

 鹿児島大学では、今後も地域産業や文化の発展、地域の課題解決のための人材育成等を目指し、リカレント教育の推進に取り組んで参ります。


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パネルディスカッションの様子