トップページトピックス理工学研究科宮町特任教授のグループが発表した論文が日本火山学会論文賞を受賞

理工学研究科宮町特任教授のグループが発表した論文が日本火山学会論文賞を受賞

[記事掲載日:24.05.31]

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 日本火山学会などが共同発行するEarth, Planets and Spaceと日本火山学会が発行する学会誌「火山」に発表された過去3年間の論文の中から、宮町特任教授のグループが2023年に発表した論文が2024年度日本火山学会論文賞に選ばれました。
 日本国内の大学、研究機関から参加した総勢70人による共同研究の成果です。
 本論文では、姶良カルデラを東西に横断する全長195㎞の測線で2017年、2018年に観測された制御震源の走時データを解析し、深さ15㎞までの地震波速度構造を詳細に明らかにしたことが評価されました。また、その詳細な速度構造から姶良カルデラと若尊カルデラに分けられること、現在のマグマ移動経路に重要な役割を担っている深さ6~11㎞にある古い固結したマグマだまりと深さ15㎞付近にある現在活動しているマグマだまりを見出しました。

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(受賞した理工学研究科南九州地殻構造共同研究講座の宮町特任教授(右))



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(左から2番目)