トップページトピックス【工学部】2025年日本国際博覧会(大阪万博)実証試験・出展について

【工学部】2025年日本国際博覧会(大阪万博)実証試験・出展について

[記事掲載日:24.12.19]

  • topics-SDGs-07(エネルギーをみんなに そしてクリーンに)
  • topics-SDGs-09(産業と技術革新の基盤を作ろう)
  • topics-SDGs-11(住み続けられるまちづくりを)
  • topics-SDGs-12(つくる責任つかう責任)
  • topics-SDGs-13(気候変動に具体的な対策を)

 2025年日本国際博覧会(大阪万博)では、会場全体を未来社会のショーケースとし、少し先の未来を見て、さわって、体験する様々な企画があります。その中で「スマートモビリティ万博」「デジタル万博」「グリーン万博」などの企画展示があり、ムーンショット型研究開発事業の選ばれたプロジェクトが、「グリーン万博」において、開発品の実証と幅広く公開展示をします。
 本学理工学研究科の金子芳郎准教授は、高分子の分子構造制御に関する研究を専門としており、さらなる性能の向上を目指した分離ナノ膜の開発担当として、九州大学 藤川茂紀教授を中心とし、2020年より開始された研究プロジェクト「ムーンショット型研究開発事業『"ビヨンド・ゼロ"社会実現に向けたCO2循環システムの研究開発』」に参画しております。
 本プロジェクトでは、圧倒的に高いCO2透過量を持つシリコーンをベースとした分離ナノ膜によって、これまで不可能と思われてきた膜分離による大気中からのCO2回収の実現を目指しています。さらに、CO2の回収から炭素燃料製造までを連続・一貫して行う「Direct Air Capture and Utilization(DAC-U)システム」の創出を目指しています。
本プロジェクトは、「グリーン万博」において、この実証・展示に選ばれ、万博会期中、会場内にて実証および展示する運びとなりました。

241219banpaku.png

(DAC-Uシステムによる地産地消型炭素循環社会)