トップページお知らせ第169回 国際島嶼教育研究センター研究会のご案内

第169回 国際島嶼教育研究センター研究会のご案内

[16.05.25]

 
国際島嶼教育研究センター研究会を下記のとおり開催いたします。皆様方、多数のご参加を心よりお待ち申し上げます。
 
日 時:平成28年5月30日(月)午後4時半~
会 場:総合教育研究棟5階 国際島嶼教育研究センター会議室
講 師:濵田季之(鹿児島大学大学院理工学研究科)
演 題:南方系の薬用植物や海洋生物から南九州特有の病気の治療薬を探索する
 
【要旨】
 天然の動植物は、生態系の厳しい生存競争の中で生き残る術(すべ)として、自らの体内で毒や薬となる有機化合物を作り出し、蓄えている。これらの有機化合物の正体を解明し、生命現象の疑問や不思議を解明するという挑戦が天然物化学(Natural Products Chemistry)の原点である。一方、昔から人間の病気や怪我の治療に用いられてきた動植物の有効成分を明らかにするという創薬目的の天然物化学研究も進展してきた。抗体医薬や核酸医薬分野が脚光を浴びている現在でも、医薬品の約6割は天然物に関連した化合物である。
 私の研究室では、南九州、特に鹿児島の地の利を活かした天然物化学研究を行っている。今回、奄美大島以南の熱帯・亜熱帯地域で広く発生している、世界最大規模の魚毒食中毒、「シガテラ(Ciguatera)」、および、鹿児島県に陽性者・患者の多い難治性疾患、「成人T細胞白血病(Adult T-cell Leukemia: ATL)」について、南方系の伝承薬用植物を探索源として細胞レベルのスクリーニング手法を用いて治療薬のリード化合物を探索した例を紹介する。
 
 ※参加無料でどなたでも参加できます・当日参加可能
 
 この研究会は、本学当センターと奄美分室をスカイプでつないでおり、奄美分室でも視聴することができます。
 奄美分室へもお気軽にお運びくださいますと幸いです。
 
 詳細は、国際島嶼教育研究センターHPをご参照ください。こちら
 
 
【問い合わせ先】
鹿児島大学国際島嶼教育研究センター
電話:099-285-7394 Fax:099-285-6197
E-mail:shimaken@cpi.kagoshima-u.ac.jp