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第170回 国際島嶼教育研究センター研究会のご案内

[16.06.21]

 国際島嶼教育研究センター研究会を下記のとおり開催いたします。皆様方、多数のご参加を心よりお待ち申し上げます。
 
日 時:平成28年6月27日(月)午後4時半~
会 場:総合教育研究棟5階 国際島嶼教育研究センター会議室
講 師:北村有迅(鹿児島大学大学院理工学研究科)
演 題:海溝型巨大地震の地質学
 
【要旨】
 日本列島はプレートの沈み込みに伴って形成される「島弧」からなる。プレートの沈み込みは,島弧において地震の発生,火山活動,付加体の形成など様々な地質学的現象を引き起こす。付加体とは海洋プレート上の堆積物が大陸に付加してつくられる地質体のことである。日本列島の大きな部分を占める付加体を研究することによって,この島弧がどのように形成されたか,地震がなぜどのように起こるのかを知ることができる。
 石を掘って地震の何が分かるのか。本発表では沈み込み帯地震研究の最前線である日本列島弧の例から,地下のプレート境界で起こっている現象をいかにイメージするかについて,地質学的な研究アプローチを紹介したい。西南日本には,世界に先駆けて発見されたプレート境界断層の化石を陸上で観察できる場所がいくつかある。その岩石がプレート境界で地震を起こしつつ変形した過程を地質学的に解き明かした過程を紹介し,巨大地震発生帯の実体を浮き彫りにする。
 
 ※参加無料でどなたでも参加できます。当日参加も可能です。
 
 この研究会は、本学当センターと奄美分室をスカイプでつないでおり、奄美分室でも視聴することができます。
 奄美分室へもお気軽にお運びくださいますと幸いです。
 
 詳細は、国際島嶼教育研究センターHPをご参照ください。こちら
 
【問い合わせ先】
鹿児島大学国際島嶼教育研究センター
〒890-8580 鹿児島市郡元1-21-24
電話:099-285-7394 Fax:099-285-6197
E-mail:shimaken@cpi.kagoshima-u.ac.jp