トップページお知らせ国際島嶼教育研究センター第218回研究会「大学として離島住民の健康を守る取り組み」

国際島嶼教育研究センター第218回研究会「大学として離島住民の健康を守る取り組み」

[22.04.06]

「大学として離島住民の健康を守る取り組み」

開催日時:4月18日 16:30~18:00
開催場所:総合教育研究棟5階 国際島嶼教育研究センター会議室

 「離島住民の健康を守る」直接的な取組みは保健医療福祉機関や行政が担っています。
 今回は、国際離島医療学分野在籍中に、教育と研究と通じて行ってきた「離島住民の健康を守る」取り組みを紹介します。

 教育としては、全ての医学生に離島医療を学び、現場で体験してもらうことを始めました。このことにより、これまで特別なものであった離島医療が、皆が知っている離島医療になりました。さらに、地域医療を担う義務を持って入学した地域枠学生には追加の離島実習を体験してもらい、保健学科や歯学部学生にも離島実習は広がり、離島医療に直接的、間接的に関わりを持つ若い医療人が増えていきました。
 研究面では、奄美5島で生活習慣病予防のための住民ベースの疫学研究を2005年から開始し、2035年まで継続します。離島で継続した研究を行うことで、地域の抱える健康課題解決の基盤となるデータと人的ネットワークが構築されるとともに、学術的にも興味ある知見が得られました。また、島嶼での研究は、研究者を育成するための魅力的な場となり、離島医療に興味を持つ若い研究者達を呼び込み、育てることができました。離島での研究基盤は、行政が抱える住民の健康課題解決に関して、大学が学術的に貢献できる場にも繋がり、多くの受託研究を受け、解析結果を離島の行政と住民にフィードバックできました。
 さらに、離島は、国際的な保健医療人材育成の場にもなりました。


申込:4月14日までにお申し込みが必要です。

 【対面式】・・・先着15名様まで。
 shimaken@cpi.kagoshima-u.ac.jp または 099-285-7394へお申し込みください。(担当:西)
 ※参加するにあたりご自身の体調を十分にお考えのうえ、ご参加ください。
 ※ご参加いただく際はマスク着用等、感染防止にご協力ください。

 【オンラインZoom】・・・本年度からオンライン参加の登録先が変わりました。
 yotsuka@cpi.kagoshima-u.ac.jp (担当:大塚) までお申し込みください。
 ※通信費は参加者負担となります。

国際島嶼教育研究センターWebページ