【島嶼研】奄美群島日本復帰70周年記念　－ハーリングが見た軍政下の奄美：カラー写真展－　開催のお知らせ

[24.04.09]

国際島嶼教育研究センターでは奄美日本復帰70周年記念の一環として記念講演会と巡回写真展を開催いたしますのでお知らせします。

【詳細】
日時：令和6年4月9日（火）～22日（月）10：00～17：00
会場：鹿児島大学附属図書館

　日本復帰前、1953 年まで奄美を占領していたアメリカ連合軍の要請で、1951年から1952年にかけて、アメリカの人類学者ダグラス. G. ハーリングは、奄美大島で人類学的調査を実施しました。ハーリングの現地調査は、聞き取り調査だけでなく、奄美の自然や文化、生活、産業に関する写真や映像での記録を重視し行われました。これらの調査記録の一部は米国シラキュース大学に今も保管され、当時では珍しいカラーで記録されており、非常に貴重な史料といえます。
奄美群島日本復帰70周年記念の一環として、国際島嶼教育研究センターは英国オックスフォード大学の研究者と協力し、これらの写真を日本に持ち帰り、鹿児島市と奄美群島を巡回する巡回写真展を企画しました。鹿児島大学で行う写真展は、この巡回写真展の最後の開催になります。また同時に、白黒とカラー映像で収録された、大島紬の製造に関する染め・織りなどから東京の百貨店での販売までのすべての工程が記録された貴重な映像の「忘れられた島：奄美大島・紬：きめ細やかな手工芸」も上映しています。

【お問い合わせ】
鹿児島大学国際島嶼教育研究センター（井手元・河合）：099‐285‐7394（写真の内容等）
鹿児島大学附属図書館利用サービス係：099‐285‐7435（会場・開催時間等）