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障がい学生支援シンポジウムを開催

[記事掲載日:15.09.07]

 

 鹿児島大学障害学生支援センターでは、障害のある学生への合理的配慮の提供が来年4月より国立大学では義務化されるにあたり、「誰もが自分らしく学び合う」為の支援のあり方を軸に、障害及び支援についての理解、支援体制の整備について考える機会として、「鹿児島大学障がい学生支援シンポジウム2015」を9月4日に開催しました。会場となった鹿児島大学学習交流プラザの学習交流ホールには、本学教職員、県内外大学教職員の134名が参加しました。
 
 清原貞夫教育担当理事の開会挨拶後、第1部の基調講演「つまずき支援と障害学生支援」において、講師の東北大学高度教養教育・学生支援機構の池田忠義教授から、来年4月に施行される障害者差別解消法などの国の施策の背景と大学を取り巻く状況の説明、東北大学における学生相談・特別支援センター設置経緯や学生支援の対応・検討などの実践例が紹介されました。
 第2部のパネルディスカッション「鹿児島大学における障害学生支援を考える」では、本学保健管理センターの川池陽一准教授から、保健管理センターにおけるこれまでの取り組みと対応実例、本学大学院臨床心理学研究科の松浦隆信准教授から、臨床心理士として障害を抱える学生の診療における事例が紹介されました。その後、第1部講師の池田教授を交え、参加者との質疑応答が行われましたが、各大学からの熱心な質問に予定時刻を超えるシンポジウムとなりました。また、今回は、学生支援の取り組みのひとつの紹介として、挨拶、講演、パネルディスカッションの間、手話通訳とパソコンによる同時要約筆記の投影が実演されました。
 
(写真上:講演を行う池田先生)
(写真中:パネルディスカッション質疑応答の様子)
(写真下:会場からの質問に回答するパネラー(左から池田先生、川池先生、松浦先生))
  ※写真はクリックすると拡大表示されます
 
 

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