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鹿児島大学教育学部ICT活用促進フォーラムを開催

[記事掲載日:16.09.16]

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 9月3日、教育の情報化推進に寄与する人材育成をテーマに、鹿児島大学教育学部ICT活用促進フォーラムを開催しました。鹿児島県及び九州各県の教育関係者を対象として、関東・関西・中四国からの参加も含め、県内外から200名近い参加者が会場となった教育学部に訪れました。
 開会行事では、土田理学部長から開会挨拶に続き、本フォーラムの開催趣旨の説明があり、基調講演や模擬授業等の講師の紹介がありました。
 
 基調講演「アクティブ・ラーニングとICT活用の今後」では、講師の文部科学省情報教育課情報教育振興室の新津勝二室長による教育の情報化に関する国や都道府県の施策や現状、アクティブ・ラーニングの具体的展開についての詳細な解説に、参加者から大変に参考になったとの声をいただきました。
 
 パネルディスカッションでは、「教育の情報化におけるこれからの取組とは」をテーマに、林耕司鹿児島県教育庁義務教育課指導主事、木田博鹿児島市立学習情報センター主幹、野本正樹霧島市メディアセンター副所長の3名のパネリストが、本学部の山本朋弘講師の進行のもと、林指導主事からは、鹿児島県教育委員会が取り組む文部科学省委託事業「テレビ会議等を用いた遠隔教育」についての紹介、木田主幹からは、鹿児島市教育委員会が取り組むタブレット端末活用の研究推進や校務支援システムの導入による教職員の負担感軽減についての解説、野本副所長からは、霧島市教育委員会が取り組む文部科学省委託事業「小学校英語教育でのICT活用」の成果についての報告がありました。
 さらに、ICTを活用した模擬授業では、電子黒板やタブレット端末等を活用した模擬授業を実施し、講師の鹿児島市立山下小学校の清藤大嗣教諭、中原雅弘教諭が先生役をつとめ、参加者が子ども役となって、タブレット端末を活用した授業を体験しました。実際に電子黒板やタブレット等のICTに触れながら、授業での活用方法をグループ協議の中で深めることができ、参加者にもとても好評でした。
 
 台風10号が接近する中、フォーラムを無事に終えることができ、鹿児島県の教育の情報化の推進において有意義な会となりました。
 
(写真上:新津室長による基調講演)
(写真中:パネルディスカッションの様子)
(写真下:模擬授業の様子)