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鹿大生が美作市長を訪問-法政策論・行政法務論ゼミ

[記事掲載日:18.08.31]

 法文学部法政策学科の法政策論・行政法務論ゼミでは、ゼミ活動の一環として、地域の現状や行政課題について学び、また、将来のキャリアパスを考える材料とするため、自治体や公共的企業などを積極的に直接訪問しています。
 今回は、法政策論・行政法務論ゼミ所属の児島優香(ゼミ長)さんが、8月29日、美作市の市政運営について詳しく学ぶため、美作市役所に萩原誠司市長をお訪ねしました。中小規模の自治体の経営に特に強い関心をもっている学生にとっては、大変貴重な機会となりました。
 美作市は、岡山県の北東部に位置する人口2万8千人の市で、市域の多くは、いわゆる中山間地域です。人口減少など多くの課題をかかえ、その地域経営は容易ではありません。そうした中で、同市は、定住促進、子育て支援、学校の誘致、外国人労働者の積極的な受け入れなど戦略的な地域経営を行っています。
 市長は、公務多忙の中、学生との面談に1時間にも及ぶ時間を割いてくださいました。旧通産省キャリア官僚→岡山市長→衆議院議員→大学教授→美作市長という多彩な経歴をお持ちで、現在の市政運営について、様々な視点から、説明をしていただきました。
 近年、その設置が地域環境に悪影響をもたらすメガソーラー施設が大きな社会問題になっています。美作市では、こうしたメガソーラー設置の際に環境影響評価を求める条例を近々制定するということです。面談の中では、市長がこの条例について学生に意見や感想を求めるなど、かなり専門的なやりとりもありました。
 
 最初は市長ということで、緊張していた学生も、会話が進むにつれ、市長に対し積極的に質問を投げかけ、また、市長からも学生に意見や感想を求めるなどして、二人のやりとりは、大変盛り上がりました。
 面談を終了した児島優香さんは、「相手が市長ということで大変緊張したけれど、政策に精通した市長と1時間にわたり、お話ができたことは、光栄であるし、何より、大きな自信になりました」と充実の笑顔を見せていました。
 最後に市長から、「志を高くもち、将来の日本を担う人になって欲しい。頑張ってください」とエールを頂いたのち、堅い握手で見送っていただきました。
 ※このゼミ研修は、ゼミ担当教員が、過去に萩原市長のもとで政策担当の秘書課職員として勤務していたことがご縁で実現したものです。
(写真上:萩原誠司市長と児島優香ゼミ長)
(写真中:意見交換の様子)
(写真下:最後に握手を交わす二人)

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