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小・中学生が楽しくものづくり体験。教育学部で「夏休みものづくり教室」を開催しました

[記事掲載日:19.09.03]

 8月19日、教育学部で、小・中学生を対象とした「楽しい”夏休みものづくり教室”」を開催しました。これは「ものづくり教育は人づくり」を理念とする教育学部技術科が、子どもたちにものをつくる楽しさや面白さを知ってもらうため、毎年夏休み時期に開催しているイベントで、今年で21回目の実施となります。今年度は定員を大きく上回る申込みがあり、71名の小・中学生が参加しました。
 
 開講式の後、児童・生徒らは事前に申し込んだ7つのコースにわかれ、教員の指導のもと、作業を開始しました。小学生を対象とした「木製カトラリーをつくろう」コースでは、食事が楽しくなるスプーンやフォーク、カッティングボードを製作。技術科に所属する学生のサポートも受けながら、児童らは上手に木材を扱っていました。また、余った木片でネックレスも製作しました。
 
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製作したフォークとスプーン、カッティングボードと、
仕上げに植物オイルを塗布する児童
 
 
 中学生を対象とした「家でも使えるナイフ作り」コースでは、一枚の鉄板から刃を作り出す、本格的な金属加工(鍛造)に挑戦。鉄を叩く、磨く、熱する等さまざまな工程を積み重ね、時間をかけてオリジナルのナイフを製作しました。ナイフが完成すると、生徒はさっそく野菜を試し切り。切れ味の良さに満足そうな様子でした。
 
   
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ナイフ作りの様子
 
 
 閉講式では、製作した作品を全員で披露しあいました。「AM/FMラジオをつくろう」コースに過去2回参加したという生徒は、「今年は室内でも電波を拾えるラジオができて良かった」と感想を述べました。また「革アクセサリーを作ろう」コースに参加した児童は、「革が固くてびっくりした」と、加工前の革の質感に驚いたと話しました。木製カトラリーを製作した児童は、「楽しかった。来年も参加したい」と話してくれました。参加した児童・生徒にとって、今回のイベントは、”ものづくり”の楽しさを存分に味わうことができるものとなったようです。
 
 
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記念撮影