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【連大】大学院農林水産学研究科の院生が日本藻類学会第47回大会で学生発表賞を受賞

[記事掲載日:23.04.17]

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 大学院農林水産学研究科環境フィールド科学専攻修士課程2年の牧野虎太郎さんが、3月20〜22日にオンライン開催された日本藻類学会第47回大会(約240名参加)で学生発表賞を受賞しました。
 牧野さんの所属研究室(指導教員:寺田竜太大学院連合農学研究科教授)では、絶滅危惧種を掲載している環境省レッドリストの改訂作業に際し、希少性評価の一環として、絶滅危惧種の保全、生育に不可欠な環境の解明に取り組んでいます。牧野さんは今回、鹿児島県川内川に生育する淡水紅藻チスジノリThorea okadae(国の天然記念物で環境省絶滅危惧種)の光合成における環境ストレスの応答を明らかにし、保全に至適な環境等を論じました。
 今回のオンラインポスター発表において、複数資料の同時掲載や音声ファイルによる解説機能など、対面でのポスター発表では不可能な機能を効果的に用い、研究成果をていねいに説明した部分で高い評価を得ました。
 この研究成果は、環境省レッドリスト藻類分科会委員を務める寺田教授の絶滅危惧種の改訂作業において、希少性の評価に活用される予定です。

賞の名称:日本藻類学会第47回大会学生発表賞 ポスター発表大形藻の部
受賞者:牧野虎太郎(大学院農林水産学研究科環境フィールド科学専攻修士課程2年)
大会名:日本藻類学会第47回大会(令和5年3月20〜22日、オンライン)
発表タイトル:
紅藻チスジノリの光合成における光の波長利用特性と環境ストレスの影響
牧野虎太郎1・Gregory N. Nishihara2・寺田竜太3
1鹿大・院・農水、2長大・環シナ海セ、2鹿大・院・連農

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受賞した牧野さん