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【教育学部】日独学校教育オンラインセミナーの開催

[記事掲載日:23.07.06]

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 6月30日、ドイツのフェヒタ大学のベリーナ・ピーツナー学長(教授・化学教育学)をはじめとする教育学・心理学・教科教育学を専門とする教員と、鹿児島大学教育学部の有倉巳幸学部長(教授・教育心理学)をはじめとする教育学・心理学・教科教育学を専門とする教員の合計20名が参加して、オンラインセミナーを開催しました。
 当該セミナーでは、ベリーナ・ピーツナー学長からドイツの学校教育制度や教師教育の取り組みについて紹介され、また、内ノ倉真吾准教授(理科教育学)から日本の学校教育制度や教師教育の取り組みについて紹介された後、両国の教育制度や教師教育の現状や課題に関する活発な意見交換が行われました。
 
 意見交換では、現在ドイツでは教員を希望する人が減少していることが、現在直面している大きな課題であることやそれを改善するための取り組みが大学や教育委員会で模索されていることが話題とされ、それらは、日本が直面している課題でもあるという問題意識が共有されました。また、日本の教師の指導力改善に向けた取り組みである授業研究は、ドイツの学校では見られないような取り組みであるということで、大きな関心を集めました。

 次回は、11月中旬に、フェヒタ大学から教員養成を担当する教授らが鹿児島を訪問し、県内の小学校・中学校を視察して、教育学部教員との共同セミナーを開催する予定となっています。

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オンラインセミナーの様子

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オンラインセミナーの様子(ベリーナ・ピーツナー学長)