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【工学部】情報・生体工学プログラムの大学院生永井裕也さんの研究が日刊工業新聞に掲載されました

[記事掲載日:23.07.10]

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 大学院理工学研究科 情報・生体工学プログラム博士前期課程1年の永井 裕也さん(指導教員:小野 智司教授)がトヨタ車体研究所(鹿児島県霧島市)と共同で取り組んでいる、車体塗装用のロボットアーム軌道を自動設計する研究についての記事が日刊工業新聞に掲載されました。

 この研究では、自動車の生産工場において車体の塗装を行う複数のロボットアームが、どのように動けばよいかを計画する技術を開発しました。まず、片側4基のロボットアームが互いに衝突せずに、また、塗装の品質を高めるための様々な条件を考慮して車体を塗装する計画を立てる問題を配送最適化問題の一種として定式化しました。次に、生物の進化過程を模倣した最適化アルゴリズムにより車体のどの部分をどのロボットアームがどのような順で塗るかを計画し、シミュレータにより詳細な塗装経路を作成する階層型最適化アルゴリズムを開発しました。実験により、専門技術者が設計する経路に近い塗装計画を立案できることを確認しました。

 2023年6月に熊本で行われた人工知能学会でこの研究における成果を発表したところ、日刊工業新聞の記者の目にとまり、紙面で紹介されました。


 日刊工業新聞 紙面(電子版)※有料記事
 https://www.nikkan.co.jp/articles/view/676304

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