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【近現代C】「鹿児島の近現代」連続トークイベント「#鹿児島の女性 01」を開催

[記事掲載日:23.07.10]

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 法文学部附属「鹿児島の近現代」教育研究センターは、7月2日、天文館図書館にて「鹿児島の近現代」連続トークイベント「#鹿児島の女性 01」を開催しました。同センターは、年間を通して1つのテーマについてのトークイベントを隔月で開催します。2023年度のテーマは「#鹿児島の女性」です。

 第1部は「文学×女性×作家」として、同センターの鈴木優作特任助教によるトーク「女性作家を視座とした鹿児島近現代文学」がありました。鈴木特任助教は西南戦争を題材にした文学作品を例にあげ、池波正太郎や司馬遼太郎ら男性作家と阿井景子や石牟礼道子ら女性作家が鹿児島の女性をどのように描いたか対比的に解説し、鹿児島をめぐる女性作家のまなざしには、社会・地域・文化における二項対立構造の階層制を可視化・相対化する可能性があるのではとの指摘をおこないました。
 また、同時開催として、第2部では鹿児島大学文芸同好会Soraによるビブリオバトルがおこなわれ、三名の発表者がお薦めの本の紹介による対決をし、会場での投票により優勝者が選ばれました。第3部では、法文学部澤田成章ゼミとSora共催の「ChatGPT 対 人間」の書評対決の結果発表がおこなわれ、澤田准教授はAIと人間を比較分析した上で、AIがある程度の質で大量の文章を生産可能である一方、人間が多くの時間をかけて人を動かす文章を作れるということを論じました。

 当日は、若い女性を中心に約30~40名が参加されました。会場からは本質を突いた質問も寄せられ、大変有意義な時間となりました。

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イベントの様子



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鈴木優作特任助教の発表




0702kingendai_03.jpg文芸同好会Soraビブリオバトルの様子



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「ChatGPT対人間」書評対決 結果発表の様子