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【理工学】理工学研究科大学院生が日本地震学会論文賞を受賞

[記事掲載日:24.03.28]

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 大学院理工学研究科博士前期課程2年の柳田浩嗣さんが筆頭著者である論文が、2023年度日本地震学会論文賞を受賞しました。
 この賞は、学術誌「地震(学術論文部)」、「Earth, Planets and Space」あるいは「Progress in Earth and Planetary Science」に発表された論文のうち、地震学に重要な貢献をしたと認められる優れたものに日本地震学会から贈られます。本研究は、大学院理工学研究科の仲谷幸浩特任助教・八木原寛准教授(指導教員)・平野舟一郎技術専門職員・小林励司准教授と京都大学、九州大学、長崎大学、東京海洋大学、東京大学との共同研究の成果です。
 本論文では、背弧拡大の初期段階にある沖縄トラフ北部で2015年11月に発生したマグニチュード7.1の地震に対し、海底地震計を使って約1年間の臨時余震観測を実施しました。余震活動を詳細に解析することで、陸上観測のみではわからなかった震源の線状分布を見出し、日本列島では珍しい地殻伸長場である余震域の力学的状態を推定することに成功しました。著者らは、沖縄トラフの拡大速度が南北で異なる点に着目して、地震活動の特徴を説明する新たな構造運動モデルを提案しました。これらの成果により、沖縄トラフ形成メカニズムの研究を大きく進展させたことが評価されました。授賞式は、2024年10月の日本地震学会2024年度秋季大会(新潟市)で行われます。


受賞論文は以下の通りです。

論文タイトル: 2015年11月に沖縄トラフ北部で発生した地震(M7.1)の余震活動と背弧リフティング
著者名:柳田 浩嗣,仲谷 幸浩,八木原 寛,平野 舟一郎,小林 励司,山下 裕亮,松島 健,清水 洋,内田 和也,馬越 孝道,八木 光晴,森井 康宏,中東 和夫,篠原 雅尚
発表雑誌:地震第2 輯(2022),75巻,29−41ページ,doi:10.4294/zisin.2021-12


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