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理工系進路を目指す中高生のためのワークショップを開催

[記事掲載日:24.11.07]

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 10月20日に鹿児島大学学習交流プラザにて、「理工系進路を目指す中高生のためのワークショップ」を開催しました。本ワークショップは、昨年度開催しました「理工系進路を目指す女子中高生のためのワークショップ」に引き続き、NPO法人女子中高生理工系キャリアパスプロジェクト(GSTEM-CPP)と、国際ソロプチミストオンライン鹿児島の全面的な協力を得て、鹿児島大学が共催しました。

 文部科学省の学校基本調査によると、鹿児島県の大学進学率は全国で下から2番目という状況が続いています。この地域格差は、大学から遠隔に位置する離島やへき地などの中高生が大学への進路を積極的に選択するために必要な情報が不足していたり、進路選択に対する保護者・教員のアンコンシャスバイアスが根強く存在したりすることが挙げられます。昨年は女子に限定していましたが、今回のワークショップでは、より広い視野での開催を目指し、参加者は鹿児島県内の中高生対象としました。午前中に専門分野で生き生きと活躍する企業人の講演をおこない、昼食時間は学食体験をし、午後からは科学や技術に実際に触れていただくために4分野(化学、医学、地学、情報工学)の体験実験を実施し、農学部、理学部、工学部、医学部の教員や大学生・大学院生と共に将来を考える機会として座談会形式のワークショップも企画、最後に生徒各々が将来の夢について発表しました。

 参加者40名(保護者16名含む)は、全てのプログラムにおいて積極的に質問したり、率先して体験実験に取り組んだり、楽しく活発な意見交換をすることで「学校での勉強の先には何があるのか?」その答えに出会うヒントを見つけることができたと、目を輝かせていました。本ワークショップの先進性に注目した地方大学教員や鹿児島県内の予備校教員などの見学もあり、今後の継続も期待されています。

【ワークショップの様子】

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