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【教育】高校生向け教職養成プログラム「Pathway To Becoming a Teacher」第3回および第1期プログラム閉講式を開催しました
[記事掲載日:25.08.07]
8月2日、鹿児島大学教育学部(郡元キャンパス)にて、第3回高校生向け教職養成プログラム「Pathway To Becoming a Teacher」(第1期)を開催し、約80名の高校生が受講しました。
最終回となる今回は、小久保 博幸氏(元鹿児島大学准教授、現・鹿児島県教育庁特別支援教育課長)による「子どもの思いに寄り添った指導・支援(特別支援教育)」、および髙谷 哲也 准教授による「教育学を学ぶことで見える世界」の二つの講義が行われました。
小久保氏の講義では、小学校や特別支援学校など、多様な教育現場でのご経験をもとに、特別支援教育の意義について丁寧にお話しいただきました。一人ひとりの「できること」に目を向け、その子らしさを尊重した自立を支える教育の重要性や、教員に求められる役割について、受講生の理解を深める充実した90分となりました。
続く髙谷准教授の講義では、ご自身の教員経験を踏まえ、教職の魅力ややりがいについて語られました。生徒とともに成長し、感動を分かち合える喜びに加え、授業では伝えきれない「隠れたカリキュラム」としての教師の影響力や、人間的な関わりの大切さにも触れられました。教職に対する理解がより深まり、進路を考えるうえで大きな学びとなったとの声も多く寄せられました。
講義終了後には、第1期プログラムの閉講式が行われました。3日間・全6回の講座を修了した高校生の皆さんに向けて、溝口教育学部長より、「学ぶことの楽しさを他者と共有することの大切さ」や、「労をいとわず学び続ける姿勢こそが、教師に必要な素養である」との総括が述べられました。参加者の真剣な取り組みと学ぶ意欲に対して、大きな期待が寄せられる時間となりました。
第2期「Pathway To Becoming a Teacher」は、高校2年生を対象に、令和7年11月15日(土)より開講予定です。受講案内は、10月上旬までに鹿児島大学教育学部ホームページにて公開いたします。多くの皆さまのご参加をお待ちしています。
(講義の様子「子供の思いに寄り添った指導支援(特別支援教育)」)
(講義の様子「教育学を学ぶことでみえる世界」)
(閉講式の様子)