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【国際】ハワイ大学マノア校との国際共修プログラムを実施

[記事掲載日:25.08.08]

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 7月17日から7月23日にかけて、本学において「鹿児島大学法文学部とハワイ大学マノア校社会科学学部との国際共修プログラム」を実施し、ハワイ大学マノア校学生10名と本学8名の学生が参加しました。
 同プログラムは、重富商事株式会社(代表取締役社長 岩崎 浩一郎 氏)のCSR活動(※)の一環で行われた支援により、ハワイ大学マノア校学生の鹿児島への訪問が実現し、『戦後80年「戦争・平和ミュージアム」を通して平和を考える』をメインテーマに実施したものです。これまでも、同社からはみやぎんCSR型私募債「With」の活用を通じて、本学病院基金へのご寄附や研究資金へのご寄附の仲介・協力など、鹿児島大学の発展のため様々な支援をいただいております。

 同プログラムは、異なる文化的背景をもつ学生が共に学び、議論を通して異なる視点を知ることを目的にしており、オンラインと対面での協働学習を組み合わせて行いました。渡航前に参加者顔合わせや本学学生による鹿児島紹介をオンラインで行ったほか、ハワイ大学の学生がパールハーバー(アリゾナ記念館・戦艦ミズーリ記念館)やハワイ日本文化センターを視察し、その成果を本学の学生に向けてオンラインで報告しました。薩摩藩の歴史や植民地主義に関する講義も事前に行いました。
 滞在中は、本学学生が歓迎会や鹿児島案内を行うなど友好的に交流し、メインとなる平和実習では、7月19日に鹿屋航空基地資料館及び戦争遺跡、21日に知覧特攻平和会館を訪問しました。実習での学びを振り返る授業においては、家族や言論の自由の大切さ、戦争展示における日米の考え方の違い等について積極的な意見交換を行いました。

 7月23日に行われた修了式へは、藤内 哲也 法文学部長をはじめ、同プログラムを担当した法文学部附属「鹿児島の近現代」教育研究センターの中嶋 晋平 特任助教、グローバルセンターの中谷 純江 教授、加藤 慧 特任講師のほか、本学学生も出席しました。はじめに藤内学部長から修了証が手渡されたあと、ハワイ大学マノア校学生から今回のプログラムについて有意義な機会となったことが謝辞とともに述べられました。
 また、修了式後の懇親会には、ハワイ大学マノア校の牛田 英子 講師が見守る中、重富商事株式会社を代表してコンサルティング部門リサーチャーの武田 龍樹 氏及び総務統括部の知念 景子 氏も参加し、同社から鹿児島土産が贈呈されました。

 この他にも、7月24日から2日間出水市を訪問し、出水麓武家屋敷群の見学や農家民泊を行うなど、同プログラムは日本文化や日々の暮らしに触れる貴重な体験となりました。帰国後は、7月30日にハワイ大学で開催されるPeace Forumにて協働学習プロジェクトの結果を報告するほか、12月に本学で開催される成果報告会に向け、オンラインによる交流が引き続き行われる予定です。



※CSR(Corporate Social Responsibility)活動とは、企業が利益の追求だけでなく、環境保護や教育支援などの社会貢献を通じて、地域社会と連携しながら持続可能な社会の実現に貢献する取り組みのこと。


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鹿屋航空基地資料館を訪問(写真左)  知覧特攻平和会館を訪問(写真右)

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Intercultural Communicationの授業(写真左)  協働プロジェクトの様子(写真右)

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修了証を授与(写真左)  修了式の様子(写真右)

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懇親会の集合写真