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「革新的バイオ医薬品創出基盤技術開発事業」(文部科学省公募事業)に鹿児島大学を代表とする研究チームの課題が採択

[記事掲載日:15.01.05]

 平成26年度から開始された文部科学省革新的バイオ医薬品創出基盤技術開発事業の技術開発課題A(中核技術の開発)に、全国で7件の採択があり、九 州から唯一、鹿児島大学理工学研究科 伊東祐二教授を代表とする研究チームの課題「ヒトIgG特異的修飾技術による多様な機能性抗体医薬の創出」が採択さ れました。研究チームは、本学、東京薬科大学(分担代表者:林良雄教授)、協和発酵キリン株式会社(分担代表者:高橋信明主任研究員)の3機関の共同研究 チームになります。

 

※革新的バイオ医薬品創出基盤技術開発事業ホームページはこちら(関連サイト 文部科学省公募事業

 

 この事業は、1課題あたり年間約1億円、最長5年間の研究を行い、我が国のバイオ医薬品の国際競争力を強化するため、バイオ医薬品の創出に関する先端的技術を有する機関に対して、製薬企業が抱える技術的課題の解決及び世界初の革新的な次世代技術の創出を行うものです。

 採択された研究課題は、現在、バイオ医薬品の主流となっている抗体医薬品の効果を上げるため、特異な化学修飾技術1)を利用し、更なる多様な効果を有する適応範囲の広い抗体医薬品の創出を目指します。

 詳細は、こちらをご覧ください。

 

 

【用語解説】

1)特異な化学修飾技術:医薬品として使用されている抗体(タンパク質)の表面に、化学的に別の分子を結合させる技術。従来の抗体の化学修飾技術としては、修飾する部位を特定できなかったが、本研究では、特異的な部位のみに修飾する技術を用いる。