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ペルーで開催された障がい者スポーツ大会に医学部学生が参加

[記事掲載日:15.09.29]

 8月17日から9月11日、JICA短期ボランティア事業「ペルー障がい者スポーツ支援派遣事業」に、鹿児島大学から医学部保健学科理学療法学専攻の学生5名(3年生4名、2年生1名)と松田史代助教、国際医療福祉大学学生3名、理学療法士1名の計10名が派遣され、ペルーの首都リマにある日ペルー友好・国立障害者リハビリテーションセンター(INR)*1で障がい者スポーツ普及支援活動を行いました。主な活動は、ペルーでの障がい者スポーツ指導員養成講習会での講師および実技講習会の開催運営です。
 
 9月2日、3日(現地時間)の両日に、ペルー国立競技場で開催された障がい者スポーツ指導員養成講習会では、患者さんに参加してもらいデモンストレーションや試合を行いました。参加者は脊髄損傷、切断、知的学習障害児・障害者、発達障害児と多岐に渡るうえ、実施競技が全6種目*2あり、大変な運営でしたが、INRメディカルスタッフ、インターン学生と事前ミーティング・練習を密に行い、2日間の講習会は大成功でした。(この講習会の模様はペルーテレビで取り上げられ、ペルー全土に紹介されました。*3)
 また、9月4日(現地時間)のスポーツイベント大会では、INRに加えリマ市内の他3施設の患者さんたちが参加しました。その中で一行は、選手宣誓やダンス披露を行い、障がい者スポーツ競技全7種目*4のサポートスタッフとして運営をサポートしました。
 派遣期間中は他に、フェデリコ・ヴィラレアル大学との大学交流会、INRでの日本文化紹介等と充実した時間を過ごしました。
 松田助教は「2020年、鹿児島で全国障害者スポーツ大会(国体)開催も決定しましたし、地元鹿児島から支援できる体制を学生とともに作っていき、盛り上げていきたい」と語りました。
 

*1 日本の無償資金協力により2012年に移転建設

*2 車椅子バスケットボール、アンプティサッカー、卓球、ポートボール、(大)縄跳び、レクリエーションスポーツ

*3 ニュース映像を動画サイトで閲覧(0:32~)できます

*4 シッティングバレー、スラローム、ボッチャ、陸上競技、卓球バレー、卓球、車椅子ハンドボール

 
(写真上:INRで今回の派遣一行(赤ジャージ)とINR幹部)
(写真中:INR中庭でINRスタッフ、インターン学生と)
(写真中:アンプティサッカーで患者さん、スタッフと)
(写真下:講習会車椅子バスケでの一場面)
 

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