トップページトピックス平成27年度動物慰霊祭及び特別講演を開催

平成27年度動物慰霊祭及び特別講演を開催

[記事掲載日:15.11.13]

 共同獣医学部は、10月24日、附属動物病院の動物慰霊碑前において動物慰霊祭を行い、一般市民、教職員、学生など600名以上が参列しました。治療の甲斐なくかけがえのない命を亡くして逝った伴侶動物(犬や猫などの愛玩動物)や、生命の仕組みを解明するとともに、病気の治療法および予防法を発展させる上で、多大の貢献をしてくれた動物たちの霊を慰めるために毎年この時期に行っているものです。
 宮本篤共同獣医学部副学部長による学部長からの主催者挨拶代読に続いて、川﨑安亮附属動物病院長から「ここに眠る動物たちと学生の関わり合い方は、獣医学科の学生にとっては獣医師としての原点に、また、動物を扱う学科の学生にとっても将来の仕事につくうえでの原点となるものです。今日は、ここに眠る伴侶動物や実験動物、産業動物たちにも、あらためて感謝と慰霊の気持ちを込めて手を合わせたいと思います」と祭文朗読が行われました。
 島秀典理事・副学長(総務担当)による学長からの挨拶代読に続き、学生を代表して、獣医学科6年生の池堂智信さんが、「ここに眠る動物たちに感謝と哀悼の意を深く捧げるとともに、今後も獣医学を学ぶ者として知識、技術習得を研鑽し、さらに動物と人とのつながりが深く、より充実した世の中にしていくことを約束いたします。」と慰霊の言葉を述べました。
参列者は、読経にあわせ、動物の尊い命に哀悼の意を表し、焼香と献花を行いました。
 また、慰霊祭に先立ち、共同獣医学部の浅野淳教授による「ゲノム解析の今までとこれから」と高橋 雅助教による「犬や猫の癌治療~知っておきたいいくつかのポイント~」と題された2件の特別講演が行われました。100名近くの参加者は熱心に耳を傾け、質問も多く出されました。
 
(写真上:学生代表による慰霊の言葉)
(写真下:参列者の焼香)

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