平成30年度個人情報保護管理等に関する研修会を開催

　鹿児島大学では、7月18日・24日、10月3日・4日に「平成30年度個人情報保護管理等に関する研修会」を開催しました。

　この研修会は、個人情報保護、情報セキュリティ、コンプライアンス及び法人文書管理について一層の理解を深め、適切かつ効果的な管理運営の実施につなげることを目的としています。

　今年度は、全教職員を対象に、１回目として「個人情報保護に関する講演」及び「情報セキュリティに関する講演」を、それぞれ郡元キャンパス（7月24日）と桜ヶ丘キャンパス（7月1８日）で開催し、2回目として「コンプライアンスに関する講演」を、同じく郡元キャンパス（10月3日）と桜ヶ丘キャンパス（10月4日）で開催しました。

　1回目の研修会では、本学法文学部法経社会学科の伊藤周平教授より「法人文書管理・情報公開と個人情報保護」と題して、法人文書についての基本原則や公文書の意義・管理、個人情報の保護などに関する講演が行われ、続いて、本学学術情報基盤センターの佐藤豊彦特任教授より「鹿児島大学の情報セキュリティ～すぐに出来ること～」と題して、最近のサイバー脅威の動向や情報セキュリティの対策、本学の取組などに関する講演が行われました。　

　また、2回目の研修会では、本学法務・コンプライアンスセンターの前田稔特任教授（弁護士）より「国立大学法人におけるコンプライアンス問題」と題して、コンプライアンス事象についての基本的な考え方や大学における具体的なコンプライアンス事例の類型などに関する講演が行われました。

　今回の研修会は、各研修とも基本的事項とともに、より具体的な事例をもとに研修が行われ、参加した延べ550名の教職員にとって大変興味深く、法令遵守の徹底と各危機管理体制の強化とともに、個人情報漏洩やハラスメントの防止等の注意喚起につながる、とても有意義な研修会となりました。

　なお、研修会に参加できなかった教職員及び再受講の希望者に対して、研修会の動画及び配付資料を学内ホームページ上で公開し、自己研鑽を促すこととしています。

　また、今年度の「法人文書管理に関する研修」については、内閣府大臣官房公文書管理課から配付されたeーラーニングも利用することとなっており、7月2日から12月27日まで実施されています。

 

 

（写真上：「個人情報保護管理等に関する研修」の受講風景）

（写真中上：「個人情報保護に関する講演」中の伊藤周平法文学部教授）

（写真中下：「情報セキュリティに関する講演」中の佐藤豊彦学術情報基盤センター特任教授）

（写真下：「コンプライアンスに関する講演」中の前田　稔法務・コンプライアンスセンター特任教授（弁護士））