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鹿大病院で被ばく傷病者対応訓練を実施

[記事掲載日:19.02.22]

 鹿児島大学病院は、2月9日に、川内原子力発電所の放射線管理区域内で発生した汚染を伴う負傷者に対する被ばく傷病者対応訓練を実施し、約40名の教職員が参加しました。
 
 今回は、「当日午前7時に大規模地震が発生。川内原子力発電所2号機の燃料取扱建屋内にてパトロール中の所員2名が負傷。2名とも放射性物質による汚染があり、1名は済生会川内病院へ搬送、1名は当院へ県防災ヘリで搬送。」との想定で訓練が行われました。
 
 この訓練は、平成29年11月1日付けで、鹿児島県から「原子力災害拠点病院」の指定を受けたことにより、昨年度から本院で実施しているもので、被ばく傷病者の汚染部分の除染と治療の訓練を行いました。
 
 また、鹿児島県からの要請を受けた、長崎大学高度被ばく医療支援センターの専門家の協力を受けるなど、関係機関との連絡体制や搬送経路の確認なども併せて行うことができ、関係機関との連携強化を図ることができました。
 
 

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訓練の様子(ヘリでの搬送)

 

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訓練の様子(被ばく傷病者の治療)