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医工連携・産学連携の成果としてリハビリ装置を販売開始

[記事掲載日:19.10.17]

 鹿児島大学は、産業用ロボット分野で事業展開する株式会社安川電機(本社 北九州市八幡西区)との共同研究にて、上肢運動機能障害を持つ方に対するリハビリテーション支援を目的としたリハビリ装置の共同研究を進めてきました。
 
 この度、過去に行った医工連携・産学連携の共同研究(平成25年7月~平成27年3月)の成果として、鹿児島大学の特許※1を活用した「前腕回内回外リハビリ装置CoCoroe PR2(ココロエ ピーアール2)」が実用化され、同社が、2019年10月21日から販売を開始することとなりました。
 
 鹿児島大学では、1990年代から研究してきた新しい運動療法「促通反復療法」による脳卒中片麻痺への治療を確立してきました。現在「促通反復療法」は日本脳卒中学会が提唱する脳卒中治療ガイドライン2015でグレードB(行うよう勧められる)として適用されています。
 
 また、「促通反復療法」の考え方は、繰り返し(反復性)も重要であるため、ロボットリハビリテーションとの親和性が高く、医学部と工学部の学部間による医工連携として、新たな機構を発明し、多くの特許を登録しています。
 
 
※1鹿児島大学の主な関連特許
1)運動に同期した促通(振動刺激、電気刺激)を可能とするリハビリ装置。
2)運動状況のフィードバックにて、訓練負荷を調整するリハビリ装置。
3)関節可動域付近での人体反応(伸張反射)により訓練効率を高めるリハビリ装置。
 発明者:大学院理工学研究科 余 永教授、大学院医歯学総合研究科 下堂薗 恵教授、総合教育機構共通教育センター 末吉 靖宏教授、医歯学総合研究科 川平 和美名誉教授、工学部 辻尾 昇三名誉教授、大学院理工学研究科院生2名(当時)
 
 
●前腕回内回外リハビリ装置 CoCoroe PR2に関するお問合せはこちら
株式会社安川電機
営業本部 ヒューマトロニクス営業部(連絡先TEL: 03-5402-4663)
((株)安川電機 ニュースリリース Link
 
 
★CoCoroe PR2の概要★
本装置はモータ制御にて、正確に患者の前腕可動域に合わせて前腕の回内外訓練を提供する装置。
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運動に同期し電気・振動刺激、視覚・聴覚刺激を併用することで、効率的なリハビリテーションを提供出来る。
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リハビリを受ける人に合わせて訓練モード、可動域(訓練角度)を設定し、適切な反復訓練を行うことができる。
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各種促通刺激
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伸張反射による訓練効率を高める機能