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学生が台湾で短期海外研修を行いました(P-SEG短期海外研修)

[記事掲載日:19.10.28]

 9月20日~9月29日、法文学部、工学部、教育学部2年生の学生5名が台湾にて短期海外研修を行いました。
 
 本研修は、法文学部アドバンスト科目の一つ「海外異文化体験実習(台湾の歴史と多様性を学ぶ)」の授業の中で行われたもの(担当教員:鵜戸 聡准教授)。台湾の台北、高雄、台南での現地体験や、本学の協定校である台湾国立成功大学および台湾国立高雄科技大学との交流を通じて、日本とも深いつながりがある台湾の歴史や、多様な民族構成の台湾社会への理解を深めることや、日本と台湾両国に共通する社会問題を共に考えること等を目的として行われました。受講する学生は、現地大学との交流の準備として自分自身で問題を設定し、情報収集や考察・発表を行う等、事前学習を十分に行った上で研修に臨みました。
 
 台北では、国際結婚カップル間の法的地位等の問題に取り組まれてきた「居留問題を考える会」のメンバーの方から、国籍・子どもの教育・社会福祉の問題等について伺いました。また、フリー・ジャーナリストの方から、大戦中に沖縄に移住した台湾人の話や、現在の台湾の環境問題、社会運動についての話も伺いました。さらに、戦時性的暴力問題に取り組むNGOの博物館や日本の敗戦後に起きた二・二八事件の博物館等を訪れました。
 
 
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台湾・台南伝統工芸刺繍の見学
 
 
 高雄では、国立高雄科技大学の学生と交流しました。台湾と日本の違いや共通点についてのディスカッションやプレゼンテーションを行うとともに、翌日は国立高雄科技大学の学生に高雄の街を案内してもらう等親睦を深めました。台南では、国立成功大学の学生と交流しました。初日は台南の街を案内してもらい、翌日は歴史学科の授業に参加。日本の行事と台湾の伝統行事について比較するプレゼンテーションをもとに討論を行い、両国の行事について理解を深めました。参加した学生にとって、研修は大変意義深いものとなりました。研修後は、海外研修報告会に向けた報告書の作成に取り掛かります。
 
 

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台湾国立高雄科技大学、台湾国立成功大学での研修の様子
 
 
 なお、今回の研修先である台湾2大学の学生の皆さんが、7月と10月にそれぞれ鹿児島を訪れ、本学学生とのフィールドワークに基づくプレゼンテーションや交流を行っています(7月8日~16日まで国立成功大学の学生8名、10月4日~10日まで国立高雄科技大学の学生15名)。両大学の学生は鹿児島での農家民泊を体験し、鹿児島という地域の魅力を感じてもらえました。また、国立成功大学の学生が訪れた際には、法文学部の高津 孝教授による講義が、高雄科技大学の学生が訪れた際は中国語と日本語を交えた講演会が行われ、有意義な交流となりました。