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アジア初となる欧州国際水準の獣医師育成教育機関として認定

[記事掲載日:19.12.16]

 鹿児島大学共同獣医学部及び山口大学共同獣医学部は、この度、獣医学教育の欧州国際認証となる欧州獣医学教育機関協会(EAEVE)認証を12月11日(現地時間)取得し、同じく認証取得した北海道大学獣医学部及び帯広畜産大学共同獣医学課程の4大学による合同記者会見を12月13日、文部科学省にて行いました。
 本認証の取得は、国立大学改革強化推進事業「国立獣医系4大学群による欧米水準の獣医学教育実施に向けた連携体制の構築」(平成24年度~平成29年度)の支援の下、多くの自治体・民間企業ならびに同窓会等の協力があり達成された成果の一つとなります。
 本認証の取得は、日本のみならずアジアの獣医学高等教育機関においても初めてのことであり、これによって本学共同獣医学部は国際水準の教育を行っているとのお墨付きを得たこととなり、近年のグローバル化の流れの中で世界に通用する人材の育成が更に期待されるものとなります。
 これまで、本学共同獣医学部は、獣医学のグローバル人材の育成を目的として、学部運営組織、教育カリキュラム、施設設備、教育資源、及びそれらの品質評価システムについて長年にわたって抜本的な改革に取り組み、その外部評価の指標としてEAEVEによる獣医学教育の国際認証の取得を目指し、その努力の成果が認められ、2017年10月の事前審査及び本年6月の本審査を経て、この度の取得に至りました。
 今回の認証取得により、本学共同獣医学部が、欧州における獣医師育成の水準に達しているとアジアで初めて認定されたものであり、昨今国際的にボーダーレス化が進んでいる疾病の制御や食の安全に関わる獣医師の育成機関として、アジアにおける獣医学教育改革を牽引していきたいと考えております。
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(写真)左から笠原北海道大学理事・総長職務代理、奥田帯広畜産大学長、岡山口大学長、佐野鹿児島大学長(文部科学省記者発表会場にて)
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