所在不明の「琉球人行粧之図」自筆本(第1巻)を発見!
[記事掲載日:20.08.11]
琉球人行粧之図(嫡子斉彬駕籠)
本学附属図書館所蔵の上月行敬筆『琉球人行粧之図』『琉球人往来筋賑之図』は、嘉永3年(1850年)冬の琉球人参府(江戸上り)の琉球人行列と江戸の町の賑わいの様子を記した絵巻です(長さ約15メートル)。しかしここには本来あるべき薩摩藩主の島津斉興、斉彬親子ら薩摩藩の武士が先導する冒頭部分の1巻(約5メートル)が欠落していました。
このたび、法文学部の丹羽 謙治教授らによって長年所在の分からなかった欠落部分の所在が確認され、大学図書館を通しての購入に至りました。散逸した絵巻が再び完全な形で保管されるのは極めて幸運なことといえます。
詳しくは法文学部HPをご覧ください。
広げられた3巻の絵巻のうち、最下段(写真右)が今回出現した絵巻