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第7回かごしまTechミーティングを開催

[記事掲載日:22.12.22]

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 南九州・南西諸島域イノベーションセンターは、12月15日、かごしまTechミーティングを鹿児島市と共に開催しました。同ミーティングは、大学が持つ先端技術を知ってもらう、産学連携のきっかけづくりのためのオープンな場を目指すものです。第7回となる今回は、水産学部水産経済学分野の鈴木 崇史助教をゲストスピーカーに迎え、「地場水産資源を活用した地域水産業の生き残り戦略」というテーマで開催しました。

 水産物は、漁獲量や魚種、品質等が安定せず、価格も大きく変動します。鈴木助教は水産物の生産や流通、加工から消費に至るまで、実態にあわせた一連の流れを研究し、直面している鹿大の把握を全国規模で進めています。中でも「三陸とれたて市場」の実例をもとに、鮮度保持・加工技術等の質的経営資源を活かした高付加価値商材の開発・販売等、小規模な産地の水産業が生き残るためのカギとなり得る戦略について講演しました。
 
 同ミーティングへは、漁協、バイオ、金融関係の3社3名の方々に ご参加いただきました。皆様のからの質問はもちろんのこと、参加企業以外のオブザーバー参加の方からも質問があり、大変盛り上がりました。また今回、コロナ感染で欠席された水産関連の企業様からは、講演内容を教えて欲しいとのお声かけもあり、有意義なミーティングとなりました。

 南九州・南西諸島域イノベーションセンターでは、地域に産学の出会いの場を創り、事業者と研究者をつなぐために、今後も研究シーズおよび研究者情報の提供や、交流の促進を図ることとしています。


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