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第6回かごしまTechミーティングを開催

[記事掲載日:22.11.28]

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 南九州・南西諸島域イノベーションセンターは、11月17日、かごしまTechミーティングを鹿児島市と共に開催しました。同ミーティングは、大学が持つ先端技術を知ってもらう、産学連携のきっかけづくりのためのオープンな場を目指すものです。第6回となる今回は、農学部食料生命科学科の坂尾 こず枝助教をゲストスピーカーに迎え、「2stepで出来るカンキツ抽出オイルの作製法とその活用法」というテーマで開催しました。

 坂尾助教は研究でみつけた、食用油を用いて2ステッ プでカンキツ類から香りと成分を抽出する方法と、その活用について説明しました。この方法を用いて鹿児島在来のカンキツ類の機能性を評価したところ、美白効果を示すことが明らかになった事例があります。これらを機能性を持つ化粧品や食品(ドレッシング等)の新商品開発に繋げていきたい、また、この他地元の食材を活用した産業の創出を推進したいとの思いを込めて講演を行いました。
 
 同ミーティングへは、食品製造、林業、日本茶卸業、コンサル業、福祉事業、金融、医療・介護等、様々な職種15社16名の方々に ご参加いただきました。参加者の方からは講演中も多数の質問があり、講演終了後も先生との活発な意見交換や参加者同士での情報交換が行われるなど、大変盛り上がり、産学連携につながる有意義なミーティングとなりました。


 南九州・南西諸島域イノベーションセンターでは、地域に産学の出会いの場を創り、事業者と研究者をつなぐために、今後も研究シーズおよび研究者情報の提供や、交流の促進を図ることとしています。


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