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第5回かごしまTechミーティングを開催

[記事掲載日:22.10.24]

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 南九州・南西諸島域イノベーションセンターは、10月20日、かごしまTechミーティングを鹿児島市と共に開催しました。同ミーティングは、大学が持つ先端技術を知ってもらう、産学連携のきっかけづくりのためのオープンな場を目指すものです。第5回となる今回は、農学部食料生命科学科の濱中 大介准教授をゲストスピーカーに迎え、「安全で高品質な食品を食卓に届けるために必要なこと」というテーマで開催しました。


 濱中准教授は、農産物やそれを原料とする食品について、高いレベルで安全性を高め、保存期間を延ばし、美味しさを保つことについて講演しました。持続可能な食品製造を目指すには、エネルギー消費量の高い低温技術だけではなく、圧力や電場空間を利用した加工や保存も非常に重要です。また、技術のみならず、関連する規格基準の理解と人材の育成も大切なポイントとなります。

 今回のテーマは、「農林水産物の輸出促進研究開発プラットフォーム」との連携であることから、九州大学学術研究都市推進機構の本田部長、九州大学の房先生に、企業からは、食品製造、卸売業、畜産業、総合商社など、9社10名の方々にご参会いただきました。参加者の方からは講演中も多数の質問があり、講演終了後も先生との活発な意見交換や参加者同士での情報交換が行われるなど、大変盛り上がり、産学連携につながる有意義なミーティングとなりました。


 南九州・南西諸島域イノベーションセンターでは、地域に産学の出会いの場を創り、事業者と研究者をつなぐために、今後も研究シーズおよび研究者情報の提供や、交流の促進を図ることとしています。


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